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F1 | ジョージ・ラッセル(George Russell) 2024年

ジョージ・ラッセル(George Russell) 2024年

イギリス / メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム /

ゼッケンNo. :63

●国籍:イギリス
●生年月日:1998年2月15日(26歳)
●身長/体重:185㎝/66㎏

ジョージ・ラッセル関連ニュースまとめ

2023年成績
●出走:22回
●優勝:0回
●表彰台:2回
●入賞:17回
●完走:19回
●PP:0回
●ドライバーズランキング:275ポイント/4位

通算成績
●F1デビュー:2019年第1戦オーストラリアGP
●在籍チーム:ウイリアムズ(2019~20年バーレーンGP)→メルセデス(20年サクヒールGP)→ウイリアムズ(2020年アブダビGP〜21年)→メルセデス(2022年〜)
●出走:104回
●優勝:1回
●PP:1回
●表彰台:11回
●ドライバーズ選手権最上位:4位(2022年/メルセデス)

■ジョージ・ラッセル プロフィール

 カート競技を始めたは8歳。最大で4歳年長のドライバーたちがいる、『カデット』クラスに参戦した。

 デビューシーズンから上位ランキングの争いに加わり、3年目となった2008年に初タイトルを獲得する。カデットクラス最終年となった翌09年は、英国の国内選手権で3冠を達成した。

 10年は『ジュニア』クラスに上がり、またも3選手権を制覇。これによって、11年からジュニア最高峰となる『KF3』クラスに昇格した。

 11年にまたタイトル獲得をひとつ伸ばすと、12年からは国際舞台への本格参戦を開始。KF3ヨーロッパ選手権、同ウインターカップをともに制した。13年はトップカテゴリーの『KF1』で世界選手権にエントリーも、ここではランキング下位に沈む。

 14年からフォーミュラレース転向。フォーミュラ・ルノー・アルプス選手権、英国F4の2カテゴリーを走った。アルプス選手権は途中体調不良による1ラウンド欠場もあってランキング4位に留まるも、英国F4は5勝を挙げてチャンピオンとなる。この年はフォーミュラ・ルノーのユーロカップにも2ラウンドのスポット参戦があり、計4レースで1度ポール・トゥ・ウインを決めている。

 英国F4のタイトル褒賞として、シーズン後にGP3テストに参加。また、マクラーレン・BRDC(英国レーシングドライバーズクラブ)・オートスポーツ賞も受賞、英国内の最優秀若手ドライバーに選出された。この副賞としては翌15年、マクラーレンの11年型でF1初ドライブの機会が与えられている。

 GP3のテスト機会はあったが、15年の進路にはF3を選択。ヨーロッパ選手権にデビューした。1勝を挙げてランキング6位。ルーキーオブザイヤー争いでは、シャルル・ルクレールに次ぐ2位だった。国際レースの『マスターズF3』にも参加、2位でチェッカーを受ける。

 16年はチームを移籍してヨーロッパF3に継続参戦するが、飛躍とはならず、2勝でランキング3位に留まる。年末の国際レース『マカオGP』では、ポールポジションから7位に終わった。

 同11月末にはメルセデスとジュニアドライバー契約を結び、明けて17年1月にデベロップメント(開発)ドライバーとしてF1のシミュレータ作業を行なうことが正式に発表された。

 17年は前年11月の2度目テスト参加を経てGP3に転じ、フルシーズンを闘う。4勝7度の表彰台でシリーズタイトルを手にした。8月にはハンガリーの居残り合同テストに参加し、メルセデスでは初、最新型のF1ドライブを経験する。シーズン最終の2戦では、フォース・インディアからFP1の出走も果たした。

 18年はメルセデスのリザーブドライバー契約となる一方、F1直下のカテゴリーFIA-F2に進む。このF2では記録的とも言えるシーズンを送り、7勝に2位3回3位1回の計11回の表彰台でまさに選手権を制圧。シリーズチャンピオンとなる。

 8月のハンガリーでは、2年連続でメルセデスのテストを担当。フォース・インディアでは、ピレリのタイヤテストも行なった。そして10月には、メルセデスとの契約を維持したままで、翌19年にウイリアムズのレギュラードライバーとなることが発表される。

 しかしながらF1へのステップアップ1年目は、苦難のシーズンとなった。ウイリアムズが製作した19年型シャシーはまず完成が遅れて開幕前テストの初回参加を見送り、さらに2回目でも組み立て作業で午前中のセッションを棒に振る。開幕してからも競争力不足は顕著で、ほとんど他車との争いには加われない。

 そのなかでラッセルは、F1優勝経験もあるチームメイトのロバート・クビサに対し、予選で全勝。完走したレースでは2回しか順位が劣ることはなかった。実力的には高く評価される。

 だが負けた2レースのうち、第11戦のドイツでは荒れた展開とアルファロメオ勢2台にタイム加算ペナルティが下ったことで、クビサが10位1ポイントを獲得。全20名で唯一の無得点となり、ドライバーズランキングの最下位でデビュー年を終えることになった。

 なおウイリアムズとは複数年契約を結んでおり、20年も残留しつつ、いつかメルセデスのレギュラー昇格、あるいはより高い競争力を持つチームへの移籍を目指すことになる。

 2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によりシーズンのスタートが遅れたが、レースが延期や中止となっている最中に行われたF1のバーチャルレースで4勝をマーク。シーズン再開後は第2戦シュタイアーマルクGPで予選Q2進出を果たすと、この年はシーズンを通して10回のQ2進出を果たすなど大きな飛躍を果たした。

 第9戦トスカーナGPでは初入賞に迫るもあと一歩届かず11位。第13戦エミリア・ロマーニャGPでは、レース終盤にセーフティカーが出動。この時ラッセルは入賞圏内の10番手を走行していたが、タイヤを温めようとしていた際にコントロールを失いバリアに突っ込んでしまった。

 ハミルトンが新型コロナウイルスに感染したため第16戦サクヒールGPを欠場することが決まり、メルセデスは代役にラッセルを抜擢した。するとラッセルは予選でバルテリ・ボッタスに続く2番手を獲得。レースではボッタスを逆転して首位を走行していたが、ピットストップの際に無線トラブルが発生し、ラッセルはボッタス用のタイヤを装着してしまった。翌周に再度ピットインしてタイヤを履き替えたが、その後リヤタイヤのパンクにも見舞われ、最終的には9位でレースを終えることになったが、ようやくF1初入賞を果たした。

 2021年は前年以上に予選Q2に進む回数を増やし、第9戦オーストリアGPでは初めてQ3進出を果たした。そのオーストリアでは惜しくも入賞を逃したが、第11戦ハンガリーGPではラティフィとともにスタート直後の多重ラッシュを回避し、揃って入賞を果たした。その後もベルギーで予選2番手から2位に入賞し、F1初表彰台も記録。第14戦イタリアGP、第15戦ロシアGPでもポイントを獲得したラッセルは、合計16ポイントでランキング15位となった。2022年はメルセデスへの移籍が決まった。

 2022年はW13のポーパシングに問題に悩まされ、メルセデスはライバルに遅れをとった。しかしラッセルは序盤から安定して上位入賞を続け、シーズン前半はイギリスGP以外のレースをすべて5位以内でフィニッシュした。第13戦ハンガリーGPでは初のポールポジションを獲得し、ブラジルGPではスプリントを首位で終え、決勝レースではキャリア初勝利を挙げた。選手権での順位は4位と、メルセデスでの1年目のシーズンをチームメイトのルイス・ハミルトンを上回る成績で終えた。

 メルセデスでの2年目、2023年はチームとして勝利のない1年だったが、ラッセルは安定して上位に入賞。シンガポールでは優勝争いの終盤にクラッシュを喫する悔しい展開になったが、それでもコンスタントに入賞を続けるラッセルの走りはメルセデスのコンストラクターズ選手権争いには欠かせなかった。チームはフェラーリを3ポイントさで下して2位となったが、ラッセル自身はドライバーズ選手権8位となっている。

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