最終戦アブダビGPのアルファタウリは、角田裕毅が予選で6番手を獲得し、決勝では一時トップを快走し、8位でフィニッシュしてみせた。目標としていたコンストラクターズ選手権7位逆転はならなかったが、シーズン終盤戦は間違いなく中団トップの速さを誇示して1年を終えたことは確かだ。
確実に7位を狙いに行く2ストップ作戦よりも、ギャンブル性の高い1ストップ作戦を採ったことに対して様々な意見も噴出したが、チームとしては7位でフィニッシュしてもランキングが8位のままなら分配金も変わらず意味がないのだから、僅かでも6位でフィニッシュできる可能性がある1ストップ作戦の方を採るのは当たり前の判断だった。