ピレリ「多くのドライバーが1ストップを選択。ブリスター発生も性能に影響なかった」
2017年5月1日
プレスリリース
2017 ロシアグランプリ 決勝
■メルセデスのバルテリ・ボッタス、フェラーリのセバスチャン・ベッテルを抑え、ロシアグランプリを1ストップ戦略で制す
■レース週末中で最も気温が上昇した中、予測通り1ストップが主流に
■ソチの長いターン3によってブリスターの発生が見られたものの、タイヤ性能への影響は確認されず
2017年4月30日、ソチ
メルセデスのバルテリ・ボッタスが1ストップ戦略でロシアグランプリを制し、キャリア初優勝を果たしました。
これまでのソチでの決勝同様、ほぼ全ドライバーが1ストップ戦略を採用しました。
ウルトラソフトを装着して3番グリッドからスタートしたボッタスは、第1コーナーでトップに立ち、優勝を争ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルよりも先にピットストップを行い、スーパーソフトへ交換しました。
ベッテルは、その6周後にピットストップを行い、レース終盤、よりフレッシュなタイヤでボッタスを追い上げました。
上位8名のドライバーが、ウルトラソフト–スーパーソフトと繋ぐ戦略を採りました。
ピレリカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント
「この週末で最も気温が上昇し、序盤のセーフティーカー導入もあった中、ロシアグランプリ決勝は、戦略的には予測通りの展開となりました」
「長いターン3の存在により、数台のマシンの左フロントタイヤにわずかなブリスターが発生していましたが、タイヤ性能に影響を及ぼすほどではありませんでした」
「予測通り、滑らかな路面でデグラデーションレベルは低くなり、大半のドライバーが1ストップ戦略を採用しました」
「ボッタスとベッテルに象徴されるように、ピットストップのタイミングに関して戦略の違いが見られ、最後までエキサイティングにレースを盛り上げていました」