更新日: 2016.07.14 17:21
「マクラーレン・ホンダの進歩は明らかだが、まだ不十分」バンドーン、2カ月ぶりにテスト
「とても順調な一日だった」とバンドーン。
「午前中の空力テストに始まり、何度かいい走行ができた」
「さまざまな新しいシステムをテストした。インシーズンテストの最後の日だったから、やるべき項目はたっぷりあった。空力とセットアップもそうだし、パワーユニット関係の作業もあった」
「雨の影響はさほど受けなかった。ドライコンディションの時間帯を最大限に利用して走った。マシンの感触はポジティブで、すぐにプッシュすることができた。数カ月ぶりに走ってそれができるのはいい気分だよ」
「イギリスGPの週末に発生したいくつかの問題を解決するため、たくさんの開発作業を押し進めた。ここは一日の中で風の状態がよく変わるから、それがマシンバランスに大きな影響を及ぼす。だから作業は楽ではなかった」
「昨日雨が降ったために、幸いタイヤはたっぷり残っていたから、セットアップ変更をしながら、走りたいだけ走った。今日の作業には満足している」
今年、負傷したアロンソの代役としてバーレーンGPに出場したバンドーンは、スペインGP後の5月の合同テストにも参加。今回の走行はそれ以来の機会となった。
約2カ月ぶりにMP4-31に乗ったバンドーンは、マシンの改善をはっきり感じたと語った。
「バルセロナの時と比べると、マシンの感触が全く違う。いい意味でだ。乗り込んですぐにすごくポジティブなフィーリングを持った」
「走り出してすぐにプッシュできるというのはいいことだ。そこからよくなっていく」
この2カ月でパワーユニットは2回アップグレードされている。カナダGPに向けて2トークンを使用してターボチャージャーを、イギリスGPに向けて2トークンでICEをそれぞれ改善した。バンドーンは、向上しているのは間違いないと述べている一方で、まだ理想的な状態ではないと語った。
「前回乗ってからすごく時間がたっている。久しぶりにF1カーに乗ると、すごく速く感じるものだ」
「データから進歩は確認できている。でもまだ望むレベルには到達していないから、これからも努力していく」
「テスト中には裏でいろいろな作業が行われるものだ。空力とマシンだけでなく、エンジンに関してもそうだ。ホンダは水面下で(エンジンの向上のために)集中して取り組んでいる」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています