バトン「得意なコンディションで8位。アロンソの黄旗がなければ……」:マクラーレン・ホンダ ハンガリー土曜
2016年F1ハンガリーGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは8位だった。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ジェンソン・バトン 予選=8位
今日の複雑なコンディションにおいて、マシンは好調だった。毎周状況は変わり、自分自身の頭を使って機転を利かせなければならない、そういうなかで戦うのは楽しいし、フェルナンド(・アロンソ)も僕もそれがすごく得意なんだ。
(Q3)最後のラップではコンマ2、3秒タイムを縮めていたけれど、(アロンソがスピンしたことによるイエローフラッグがなければ)最終的にポジションが違ったかどうかは何とも言えない。あのイエローによってラップを最後まで攻め続けることができなかったのは間違いないが、ああいうことはあのコンディションでは起こり得ることだ。
2台揃ってトップ10に入れたのは素晴らしいことだ。でもそれを達成した途端に、それでは満足できなくなる。もっといい結果が欲しくなるんだ。
明日は路面のダーティーな側のグリッドにつくので、簡単ではないだろうけど、できるだけうまく対処するつもりだよ。新しいアスファルトになり今日雨が降ったことで、思っているよりは不利にならないかもしれない。戦うべき相手がすべて後ろにいるというのはいいことだ。一方で前のクルマは僕らが戦いを挑むには速すぎる。
ウエットコンディションではタイヤをうまく機能させるのがとても難しかった。フロントタイヤに特に苦労した。フロントウイングの一部が緩むという、小さな問題が起きたが、修理して解決できた。それでもウエットコンディションでフロントエンドに苦労していたが、最終的には乗り切れた。乾きつつあるコンディションで走るのはすごく楽しかったし、その状況から最大限の結果を引き出した。
7番手と8番手からスタートするというのは悪くない。こういうコンディションでは僕らはいつもいい仕事をするね。チームはすごくうまくやってくれた。明日どうなるのか、予想できないけれど、楽しみにしていることだけは確かだよ!
今回は週末を通してペースはまずまずだ。でも今日はコンディションに助けられた。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。
もっといいタイムを出せる余地はあった。(6位のカルロス・)サインツJr.を上回ることはできただろう。だけどイエローフラッグが出たことで、順位を上げるチャンスはなくなった。
日曜には、ウエットであれドライであれ、トップ5のマシンはあっという間に見えなくなって、6位以下の戦いになるだろう。
ウエットなら面白くなるけど、ドライでもペースはいい。ロングランもよかった。だからこのグリッドからいい戦いができると思う。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています