F1第14戦イタリアGP決勝トップ10ドライバーコメント
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=4位
スタート直後、ターン1とターン4でキミをオーバーテイクしようとしたが、できなかった。僕は引いて、ルイスとのギャップを広げた。(ハミルトンとの接触については)僕はスペースを残したが、どうすることもできなかった。ルイスに接触し、スピンした。ついてないことに僕のマシンはかなりのダメージを負った。違う展開になった可能性もあったが、そうはならなかった。
運悪く僕らのレースは大きな打撃を受けた。残念だけどその後はベストを尽くすしかなく、なんとか後方から挽回することに集中した。もっと悪い結果に終わっていた可能性もあるとはいえ、もちろんがっかりしている。僕らには速さがあり、間違いなく勝つ力があったんだ。
残りレースでたくさんのポイントを取り戻さなければならなくなったが、状況を改善する時間はあるし、挽回する余裕もある。ティフォシに申し訳なく思う。彼らにふさわしいのはこんなリザルトではなかったのに。
(接触事故について語り)彼(ハミルトン)は僕に全くスペースを残さなかった。それで僕は彼のマシンに突っ込んでしまった。避けようとしたけれど、無理だった。
ついてないことに、スピンしたのは僕の方だった。皮肉だよね。
立場が逆になっていたかもしれないし、そうなら僕らにとってはよかったけれど、実際は違った。スピンしたのは僕の方だった。
レースが終わってマシンを見て驚いた。ひどい状態だったんだ。走っていて感触はよくなかったが、レースに集中していた。ひどいダメージだったわりには速さがあったと思う。そう考えると、本当なら違う展開のレースになっていたかもしれないと思う。
マックス(・フェルスタッペン)がペナルティを受けたことで4位を手に入れた。僕は1周目、4コーナーを走ったところでコースに逆向きで止まり、皆がこっちに向かって走ってくるのを見ていた。最初はそんな状況だったのだから、この結果は最悪とはいえない。