投稿日: 2019.08.11 08:00
更新日: 2019.08.11 08:43
更新日: 2019.08.11 08:43
フェラーリF1、不振にあえぐも2020年型マシン開発にはシフトせず「2019年型でやれることはある」とチーム代表
autosport web
Translation: AKARAG
「最大のダウンフォース構成で走行しないコースは確かにある。その場合、状況は変わってくる」とビノットは付け加えた。
「すでにダウンフォース向上に努めているし、シーズン後半では、できる限り最大のダウンフォースをマシンに与えていく。そして来年のマシンには、それ以上のダウンフォースをつけなければならない」
「ライバルチームが我々と同様に、さらにダウンフォースを増すように来年のマシン開発を行っていることは分かっている。だから現在のタイム差をひとつのターゲットとして考えることはできない。ターゲットはそれ以上のものでなければならないのだ」
フェラーリは手痛い不振にあえいでいるが、早期に今シーズンを断念して2020年の開発にシフトするつもりはないという。ビノットはその理由を以下のように語っている。
「我々は来年のマシンに(すべてを)集中させるべきだろうか? 私はそうは思わない」とビノットは語った。
「来年もレギュレーションが変わらないからというだけでなく、今年行えることは、いかなることでも来年のマシンにとって大きな恩恵となるからだ」
「まだ多くのレースが残っている。今のところフェラーリは優勝を飾っていない。だから我々には目標とターゲットがある。また、ベストを尽くして今シーズンをフィニッシュするために、できることのすべてをすべきだと考えている」
サマーブレイクの後、F1はスパ・フランコルシャンでレースを再開し、その後にはモンツァが控えている。理論的にはSF90が有利となる、ふたつのパワーサーキットが待ち構えていることになる。
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