更新日: 2016.10.03 15:36
F1マレーシアGP決勝 トップ10ドライバーコメント
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 決勝=3位
勝とうという意志を持ってここに来たけれど、うまくいかなかった。だからハッピーだとはいえない。
1コーナーのアクシデントの後、状況はかなり暗いと感じた。僕のレースはもう終わったと思ったんだ。走り続けられるとも思わなかった。4度の世界チャンピオンの制御不能な魚雷が衝突してきた。そんな感じだったよ!
激しく衝突されたとピットに報告した。だから走り続けて順位を上げていけたのはラッキーだった。僕は懸命に走り続けた。ポジションを上げていく過程でいくつか素晴らしいバトルができた。それは楽しかったよ。表彰台まで戻れたのはうれしい。正直言って、最終的に表彰台に立てたなんて、信じられないぐらいだ。
キミ(・ライコネン)とのインシデントの後、ペナルティが出て驚いた。彼を抜く必要があって、チャンスが訪れたから行ったんだ。チャンスが来たときにはそれをつかまなければ。クリエイティブである必要がある。アグレッシブな動きだったけど問題ないと思う。だって僕らはああいうことをするためにレースをしているんだから。とはいえ、決定は受け入れる。幸い、結果には影響しなかった。フェラーリより僕らの方がペースがよかったから。
終盤はフェラーリとのギャップを10秒以上築こうと全力を注いだ。でも同時にエンジンをセーブしなければならなかった。ルイス(・ハミルトン)にトラブルが起きたから、最後まで全開でプッシュすることに皆が躊躇したんだ。
ルイスにとってきつい一日だったと思う。あの瞬間、どれだけつらいか分かるよ。僕も何度か経験しているからね。たとえば2014年のアブダビがそうだ。最悪の気分だ。でも彼は強くなって戻ってくると思う。ファイターだからね。
1戦1戦こなしていくというアプローチをとっていこうと思う。次に何があるかは決して分からないんだ。次は鈴鹿だ。また優勝を狙っていくよ。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=4位
4位は望んでいたリザルトではないけれど、今日は残念ながらこれ以上の結果を出すのは無理だった。マシンは悪くはなかったし、ハンドリングもまずまずだった。ただ、純粋なラップタイムがよくなかった。スピードが足りず、前のグループにチャレンジするチャンスは一度もなかった。
(ニコ・)ロズベルグに抜かれた時、彼を避けるために右に寄らなければならなかった。このままでは彼がぶつかってくると分かった。そうしたらふたりともレースを終えることになっていただろう。そのおかげで僕のリヤのフロアがダメージを負い、ニコはペナルティを受けた。
その後、彼とのギャップを10秒以内に保つようベストを尽くしたけれど、残念ながらおよばず、順位を上げることができなかった。当然のことながらもっといい結果をつかみたかった。でも今の結果を受け入れるしかない。
マシンの速さを向上させ、ライバルたちにチャレンジできるように、これからも改善を図り、努力し続ける。