更新日: 2019.10.30 11:28
F1 Topic:フェルスタッペンの予選後ペナルティについてFIAが説明「彼の会見コメントはまったく影響を与えていない」
「ベッテルは明らかに減速していたことはデータでもわかっている」とマシが言うようにベッテルの最後のアタックは自己ベストを更新していない。
では、ハミルトンはどうだったのか。というのも、ハミルトンもまたフェルスタッペンと同様、自己ベストを更新していたからだ。
「そもそも黄旗が提示されたのは、ハミルトンが通過した後。つまり、ハミルトンは黄旗を見ていないから、まったく問題ない」(マシ)
次に、予選後の会見でフェルスタッペンは「彼ら(レース審議委員会)があのラップを取り消したいなら、取り消せばいい」と語ったが、ペナルティはなぜ黄旗区間で減速を怠った最後のラップタイムの抹消ではなく、3グリッド降格だったのか。
「レース審議委員会のガイドラインでそう決められている。シングルイエロー(黄旗1本無視)は3グリッドダウンで、ダブルイエロー(黄旗2本無視)は5グリッドダウンだ」(マシ)
最後に、今回のペナルティが予選後のFIA会見でフェルスタッペンがやや暴言ともいえるコメントを発した後だったので、その発言がペナルティを科す動機につながったのかについてだ。
「それはまったくない。われわれは予選後、まずQ2で発生したリカルドとクビアトのピットレーンでのインシデントについて調査しなければならなかった。その後、黄旗区間での違反があったかどうか、該当する3台(ハミルトン、ベッテル、フェルスタッペン)のマシンの走行データを確認した。それは時間を要する作業だった
「フェルスタッペンに対して、審議の必要があるとわかるまでに予選終了から1時間半もかかったのは、そのためだ。そもそも、そんなに忙しいのだから、われわれがFIAの会見を聞いている暇はないよ」(マシ)