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投稿日: 2020.01.08 12:42
更新日: 2020.01.16 13:28

知っておきたいF1専門用語:エンジン、サーキット編


F1 | 知っておきたいF1専門用語:エンジン、サーキット編

■サーキット編

2019年F1イタリアGP ダニエル・リカルド
2019年F1イタリアGP ダニエル・リカルド

・インフィールド
コースレイアウトの内側にある区間を指す。2000年から07年まで開催されたインディアナポリス(アメリカ)のような、オーバルコースの内側に設けられたタイトコーナーが連続した区間は、典型的なインフィールド。

・エスケープゾーン
コースの外側に設けられた、コーナーを曲がれなかったり、止まりきれなかったりした際の退避エリア。

・グラベル
コースアウトした車両の速度を効果的に落とすため、砂や砂利を敷き詰めたエリア。速度を落とす効果は高い半面、一度はまるとタイヤが空転し脱出できなることが多い。ランオフエリア、サンドトラップなどとも表現する。

・パドック
ピット裏のスペース。元々は競馬用語で、競争開始前に競走馬を歩かせる場所。ファンに馬の状態を観察してもらう目的もある。F1のパドックにはトランスポーターやチームホスピタリティが並んでいる。メディアがドライバーやチーム関係者を取材したり、ゲストがホスピタリティでくつろいだり、チーム関係者が食事をしたり、ミーティングを行ったりする。サーキットの社交場だ。

・パルクフェルメ
車両保管所。レースを終えた車両が止まる場所で、車検場の近くにある。検査が終わると保管が解除される。それまでは関係者以外立ち入り禁止。優勝したドライバーが喜びを爆発させる場所でもある。

・ピット
車両の組み立てや整備を行う場所。ガレージとも言う。

・ホワイトライン
ピットレーンの出口と入口にある白い線。ピットレーンから本コースに合流する際、このラインをまたぐ(カットする)とペナルティを科される。本コースを高速で走る車両と交錯し、危険だからだ。一方、ピットレーン入口に向かう際、ホワイトラインをカットしても(危険ではないため)罰せられない。

・ピットレーン
ピットと本コースの間に設けられる ピットレーンは、用途別にレーンが分けられている。本コース寄りのピットウォール側に設けられたレーンはファストレーン(高速レーン)で、80㎞/h の制限速度(モナコなどの市 街地コースは 60㎞/h)で走ることができる。ピット側のインナーレーンはタイヤ交換などの作業用スペースだ。ピットレーンに進入した車両は まずファストレーンを走り、自チームのピットに近づいたところでインナーレーンに進路を変える。


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