更新日: 2020.02.25 18:10
F1テスト1最終日に赤旗4回。メルセデスは昨年のPPタイムに迫る1分15秒台、フェラーリにPUトラブル
■アルファタウリ・ホンダが再び5番手「新車への理解を深めつつある」とチーム
アルファタウリ・ホンダは、ドライバーふたりを起用。午前中のテストを担当したダニール・クビアトは、62周を走り1分17秒427(C4タイヤ)で5番手。アルファタウリはテスト1の3日間すべてで5番手を獲得した。午後に登場したピエール・ガスリーは、59周を走行し、1分17秒783(C4タイヤ)で9番手となった。
アルファタウリのチーフレースエンジニア、ジョナサン・エドルズは、3日間を通してAT01を向上させるためのデータを大量に集め、マシンの挙動や特徴への理解を深めつつあると、テスト1を振り返った。
■アルファロメオのジョビナッツィ、ドライバー別周回数で最多の152周を走行
アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィが1分17秒469(C5タイヤ)で6番手となった。ジョビナッツィはドライバー別ではこの日最多の152周を走行、チームは3日間のテストのなかで高い信頼性を示せたことに満足感を示している。
■レッドブル・ホンダのフェルスタッペンは8番手「今はラップタイムを追求してはいない」
レッドブル・ホンダは、午前にマックス・フェルスタッペン、午後にアレクサンダー・アルボンを起用、RB16のテストを進めた。フェルスタッペンは86周のなかで1分17秒636(C2タイヤ)を記録し、8番手。「今はラップタイムを追求してはいない。さまざまなテストを行って、すべてがうまく機能する状態に持っていくための作業に注力している」とコメントし、満足いくテストができたとしている。
アルボンは83周を走り、1分18秒154(C2タイヤ)で10番手だった。アルボンも「今週は信頼性の面やシステムチェックに重点を置いてきた。すべてがスムーズに進んだ」と述べた。
■マクラーレンのノリス、トラブルと赤旗で十分走りこめず
マクラーレンもふたりのドライバーを走らせ、午前はカルロス・サインツJr、午後はランド・ノリスが担当した。サインツは76周を走り1分18秒273(C2タイヤ)で11番手、ノリスは1分18秒454(C3)で14番手だった。ノリスはトラブルに見舞われ、途中、ガレージで待機する時間帯があったため、周回数は49周にとどまった。「赤旗もあって走行時間を少しだけ失ったけど、マシンの感触がよくなってきている」とノリスはコメントしている。