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投稿日: 2020.07.24 11:00
更新日: 2020.07.23 23:19

レッドブル・ホンダのリヤウイング翼端板にひび割れ発見。メカニックが奔走【F1記憶に残る逆転劇(2)】


F1 | レッドブル・ホンダのリヤウイング翼端板にひび割れ発見。メカニックが奔走【F1記憶に残る逆転劇(2)】

▼2019年 第10戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン&ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
 問題が発覚したのは、スターティンググリッド上のことだった。ホーナーによれば、「メカニックのひとりがマックスのリヤウイングの翼端板にクラックが入っているのを発見したんだ」という。

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フェルスタッペンのリヤウイング翼端板にクラックが入っているのを発見

 すぐさまメカニックはチーフデザイナーのポール・モナハンに事情を報告。モナハンはもう1台のマシンであるピエール・ガスリーのリヤウイングの確認を命じると、ガスリー車にも同じ問題が発生していたことが発覚した。

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ガスリー車のリヤウイングにもクラックが発見された

 そこでモナハンはFIAのテクニカルデリゲートであるジョー・バウアーを呼び、2台のマシンのリヤウイングを安全上の理由から同スペックのスペアの翼端板に交換するための申請を経て、メカニックに交換を指示する。

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FIAのテクニカルデリゲートであるジョー・バウアーを呼び、翼端板の交換を申請。メカニックが作業を行う

 ガレージからメカニックがスペアの翼端板を持って走る。リヤウイングがグリッドに到着したのは午後1時58分だった。昨年のイギリスGPのフォーメーションラップのスタートは午後2時10分。昨年のスタート前手順は、フォーメーションラップのスタートの3分前までにタイヤの装着を完了し、1分前までにエンジン始動させ、15秒前までにチームスタッフは全員グリッドから退去完了しなければならない。レッドブルのメカニックに残された時間は11分45秒だった。

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メカニックがガレージからスペアの翼端板を持ってくる
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翼端板がグリッドに到着

 レッドブルのメカニックが最終的に作業を完了させたのは、規定時間のわずか60秒前だった。

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規定時間の60秒前に、翼端板の交換作業を終了させた


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