更新日: 2020.07.31 17:42
F1イギリスGP木曜会見:急遽ひとりで会見に臨んだストロール「僕たちが2番目に速いチームだったことは確かだった」
レーシングポイントの前に行われたハースの会見では、ハンガリーGPでのペナルティについての質問が。スタート前のフォーメーションラップでレースエンジニアと無線で交信していたことがレギュレーション違反となり、タイムペナルティを科せられたからだ。
その決定をデンマークに帰国後、知ったというマグヌッセンは、フォーメーションラップ中の会話がレギュレーションに引っかかるとは思っていなかったと言い、こう続けた。
「もちろん、フォーメーションラップにレースエンジニアと技術的な会話をすることは違反になることは知っていた。でも、それはバーンアウトをどうするのかなどのレーススタート手順についての会話であって、ピットインするかどうかというものは含まれていないと思っていた。だって、ピットインするかどうかという会話はドライバー・エイド(ドライバーを技術的に助ける機能)には当たらないからね。だから、今後はこの部分におけるレギュレーションを、もう少し明確にしておいたほうがいいと思う」
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じつは、ハンガリーGPでペナルティを受けたのはマグヌッセンだけではなかった。チームメートのロマン・グロージャンも同様に10秒のタイムペナルティを科せられた。そこで、「今後もし、同じような状況となったら、同じことをするか?」と問われたグロージャンは断言した。
「1000%、同じことをする。あれは正しい決定だった。だから、むしろ、ほかのチームがだれも行わなかったことにビックリしたよ」
9位でチェッカーフラッグを受けたマグヌッセンは、10秒のタイムペナルティを科せられたが、ポジションを1つ失っただけで、10位入賞。あのフォーメーションラップでのピットインの指示は、10秒以上の価値のある“マジックコール”だったからだ。
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