更新日: 2020.08.14 18:25
【ブログ】タイヤに優しいドライバーとチームでもたらした逆転勝利/F1自宅特派員70周年記念GP編
そのアニバーサリーGP決勝。
ドライバーのコメント動画で「I STAND」の一言だけだったライコさん。
その尺の短さは、本人の希望なのか、はたまた依頼する人の配慮だったのか。
先にレース結果から言ってしまいますが……。
先週、悔しい思いをしたタッペンさんが、戦略勝ちで優勝いたしましたーーー!
まさにドライバーとチームでもたらした逆転勝利でございます。
前戦のタイヤの結末を受けて、タイヤにやさしいセッティングで臨むチームと、
そのチーム戦略を忠実に守り、タイヤに余力を持たせつつ追いかけるタッペンさん。
メルセデスが落ちてきて追いついたときは、無線で荒ぶっておられましたがご愛敬!
すごいわぁ、あのメルセデスに真っ向勝負で勝ってしまったわー。
驕れる者久しからずじゃないけど、メルセデスは負けるとは思っていなかっただろうなぁ、なんて意地悪く思ってもみたり。
そのメルセデスのルイス・ハミルトンさんは、2番手スタートの2位フィニッシュと、ポジションは変わりませんでしたが……。
ハミルトンさんは、ライコさん同様、無線芸にはもともと定評があるお方。
今回も、ヤバイヨヤバイヨと無線で連発されておられましたが、ヤバイヨという割には速度は落ちず。
ボッタスさん最後のピットインからハミルトンさんピットインまでの9周のあいだ、ヤバイヨと飛ばし続けた結果、
フレッシュタイヤでボッタスさんを抜いての2位でゴールと相成りました。
……ハミさんの無線って、結構な割合が情報操作の一環だろうなぁとは思ってはおりました、が。
今回のあの無線は、チームというよりはボッタスさんに対して向けられていたんだなぁ、と後から気が付きました。
このまま2位でゴールできると思っていたボッタスさんは、タイヤマネージメントへの意識は高くなかったのは間違いない。
ボッさん待て、あわてるな! これは孔明の罠だ!
でもわたし、ハミルトンさんの勝ちにたいする執念は、キライではありません。むしろ好き。
ドライビングに加えて、無線でも戦う男ハミルトンさん。
タイヤ内圧疑惑発言は、さすがにいただけないけどな!(笑)
ニコヒュルさんは、みんなの予想以上にがんばられておられました。
スタートで、ハードタイヤのタッペンさんに抜かれはしたけれども、常にベストを尽くされておられました。
ただあの最後のピットイン、あれがなぁ……。
バイブレーションがでていたというけれど、違う理由を疑ってしまうのよ人間だもの。
もしもコース上でチームメイトに譲っていたら、アルボンさんに2台とも抜かれることはなかったんじゃないかなぁ。
来週は、ペレスさんが復帰されるのでしょうかね?
ニコヒュルさんが活躍する姿を、いつかまた見られますように。
そして今度こそ、表彰台にあがっていただきたい。