更新日: 2020.09.17 17:13
【ブログ】大混乱のレースで遂に今シーズン初ポイントを獲得したライコネン/F1自宅特派員トスカーナGP編
そんななか、我らがライコさんは大健闘いたしましたよ。
スタート1周目の接触でピットイン、最後尾に落ちるも、最後尾にいたおかげさまで、リスタート時の多重クラッシュ祭りを回避できたといっても過言ではなく。
……あのとき、左右に別れて事故車両をよけていくライコさんとベッテルさんの後ろ姿がとんでもなく恰好よかった……。最後尾だけど。
47周目、スタンディングスタートで8番手に浮上!
降ってわいたポイント圏内に、胸のトキメキが止まらない。
でも喜ぶのはまだはやい。
ライコさんはピットレーンの白線を華麗に跨いで、5秒加算ペナルティの刑に処されているのだ。
振り返れば、ヤツラがいる。(ロマン・グロージャン、シャルル・ルクレール、ベッテル、・ジョージ・ラッセル)
あああ、ルクレールさんがグロージャンさんを抜いてしまった。
あああ、ベッテルさんがグロージャンさんを抜いてしまった。
どこまでも追いかけてくる5秒加算ペナ。
我々はコース上のポジションを争っているのではない、時間と戦っているのだ。
ライコネンファンは、すでに息をしていない。
しかし耐えた、耐え抜きました。
ルクレールさんとは順位入れ替えになったけれども、そんなものは誤差範囲の9位。
こんなにうれしいことはない。
キミは、生き延びることができ…ました!
祝初ポイントーーーー!
スタート前は「1ストップかな2ストップかな」なんてタイヤのこと考えていたのに、まさかの6ストップでございました。
タイヤ計7本!
そこらにあるもの全部履かせたみたいな。
あれそういえば、ペレスさんのときのハナクソ(失礼)がムジェロ指数だったとするならば、
ライコさんの5秒加算ペナルティは1.5秒加算ペナルティになっててもおかしくないのでは?
……忘れましょう。
トスカーナGPは、フェラーリさんの1000レース記念GPでもありまして。
ここ最近、明るい話題がなかったフェラーリさんではございましたが、
ルクレールさん8位、ベッテルさん10位のダブル入賞は、ムジェロの観客さんたちのためにもギリギリ面目は守れたというところでしょうか。
ドライバーがふたりとも生き残っているチームは、メルセデスさんとフェラーリさんだけでございました。
謎の速さを見せるルノーさんは、今回も速かったですね。
エステバン・オコンさんは残念だったけれども、ダニエル・リカルドさんがすばらしかった。
表彰台に登ってくれるんじゃないか、ひょっとしてコロナ禍でもシューイ……? とドキドキ見守っておりましたが、結果4位。
惜しかった。でもうれしいな。
ドライバー・オブ・ザ・デーはリカルドさんでございました。
アレクサンダー・アルボンさんの初表彰台も初々しくてよかったですが、
タッペンさんはストレスがたまっているのではないかと心配しております。
どうか次回のロシアでは、タッペンさんが満足できるレースができますように。
それでは次回、ロシアGPでまたお会いいたしましょう!