更新日: 2021.04.14 10:07
角田裕毅、F1での2戦目へ「自信を持って走れる。ホームレースで好結果を狙う」アルファタウリ・ホンダ イモラプレビュー
アルファタウリ・ホンダは、シーズン開幕前に角田のために旧型F1マシンでのテストを何度も実施した。2020年11月と2021年1月、2月には、エミリア・ロマーニャGPの舞台イタリア・イモラで走行を行っている。
「イモラではすでにたくさん走っているので、問題ないでしょう。バーレーンの時と同じような形で作業していくことができます。開幕戦での経験を活用し、イモラでは自信を持ってマシンを走らせることができます」と角田。
「このサーキットはたくさんの中速コーナーといくつかの高速コーナーを備えたレイアウトになっています。ターン1と2のような高速シケインが好きですね。僕にとっては以前経験したことのないもので、イモラのひとつの大きな特徴といえる部分です」
「アップダウンが激しいコースで、そこも気に入っています。他のトラックとは違うので、大勢のドライバーがイモラで走るのが好きな理由はそこにあると思います。ターン11と12のアクア・ミネラリ・セクションも楽しいですね。コースが下り坂になる右コーナーです。どのコーナーも好きなのですが、あそこが特に気に入っています」
角田は、イモラで何度も走行を行ったアドバンテージを生かし、チームのホームレースであるエミリア・ロマーニャGPでいい結果を出したいと語った。
「週末を通して徐々にペースを上げていきたいと思っています。それは重要なことです。FP1でミスをすると自信を失うことになるので、それは避けたいです。シーズン前にこのサーキットでは走っているため、チームはマシンセットアップに集中することができます。そのアドバンテージを最大限に生かして、いい結果をつかめるといいですね。チームにとってホームレースなのでそれは重要なことです。僕にとっても、ここはホームレースのようなものですし」
開幕戦の後、日本のファンだけでなく、海外のファンからも注目が高まったことに、驚いているという角田だが、それをプレッシャーに感じることなく、ポジティブにとらえているという。
「バーレーンの後、日本のファンよりもヨーロッパのファンから大きな反響があったのは興味深いことでした。文化の違いでしょう。日本のファンは、僕の仕事を数戦見てから、印象を固めようとしているのです。ヨーロッパからの反応には驚かされました。僕としては、バーレーンは完璧な週末ではなく、もっと上位でフィニッシュしたいと思っていたので、そういう反応があったのは予想外でした」
「ファンの人たちが応援してくれるのはとてもうれしいですね。ポジティブなことだと思っていますし、プレッシャーに感じたりはしていません。今週末、しっかり自分の仕事をしていくつもりです」