投稿日: 2021.05.31 18:35
更新日: 2021.05.31 18:26
更新日: 2021.05.31 18:26
ホンダF1甘口コラム:1992年以来のモナコGP優勝で得た3つの大きな意味
Masahiro Owari
そして、3つ目は、ポルトガルGPとスペインGPで連敗した後の勝利だったことだ。
田辺TDは今回の勝利の重みを次のように語っていた。
「今回のモナコGPは負けて、勝って、負けて負けてという中で迎えた一戦で、そこでまた勝つことできたということで、前を向いて両タイトルをいかに守っていくか、さらに頑張ろうという気にしてくれたレースだったと思います」
もし、モナコGPでフェルスタッペンが優勝していなかったら、たとえメルセデスが優勝していなくとも、選手権でフェルスタッペンとレッドブル・ホンダがトップに立つことはなかった。そうなると、アゼルバイジャンで4戦中3勝し、復帰後のフランスGPでも連勝中のメルセデスは、モナコGPの後の2戦にリラックスとして臨むことができる。
しかし、モナコGPでレッドブル・ホンダが勝ち、選手権を逆転したことで、メルセデスは久しぶりにプレッシャーがかかり、そのような状況ではモナコGPのバルテリ・ボッタスのホイールナットが取れなくなったような、普段は起きないトラブルやミスを犯すことも考えられる。
そういう戦いに持ち込むことができたという意味で、モナコGPでの勝利はレッドブル・ホンダにとって、大きな意味を持った一勝となった。
辛口コラムはF1速報WEBで掲載中
■ホンダ辛口コラム F1第5戦モナコGP:レッドブルとともに完璧な仕事を達成。ガスリーもハミルトンを抑える大健闘
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