更新日: 2020.12.03 00:55
MINI CHALLENGE JAPAN 2020 Round.2 ツインリンクもてぎ レースレポート
■レースダイジェスト
■TCR王者、BRP 松本武士選手が貫禄の2連勝。新設「Cooper S クラス」も熱い!!
7月12日(日)ツインリンクもてぎは、お昼過ぎに若干の降雨があったものの、予選、決勝レースを通してドライコンディション。
Round.2のエントリーはJCW クラスが、2号車 後藤比東至選手(EX-FORM RACING TEAM)、7号車 石井一輝選手(ダイワグループ)、10号車 勝亦勇雅選手(IDI RACING)、17号車 鈴木建自選手(バースレーシングプロジェクト【BRP】)、19号車 松本武士選手(バースレーシングプロジェクト【BRP】)、57号車 阿部良太選手(Team AbeMotors)。
そしてCooper S クラスが、3号車 木村英樹選手(WAVESPEED)、6号車 伊藤聡夫選手(PAZZO)、11号車 笹 瑞穂選手(IDI RACING)、27号車 諏佐憲二選手(adidas motorsport a-uint)、70号車 増田直人選手(エムズファクトリー)、337号車 冨林勇佑選手(D.D.R)と、各クラス6台ずつのエントリーとなった。
■【予選】
JCW クラスは大半の選手がタイヤを温存する作戦をとり、3〜4周目までにアタックを終了。ただひとり2分12秒台をマークした松本選手がトップタイムと思われたが、規定走路外走行によりこのタイムが採択されず、ポールポジションは2分13秒744を出した後藤選手の手中に。
そして2番手 勝亦選手、3番手 石井選手、4番手 鈴木選手、5番手 阿部選手、6番手 松本選手という予選結果だった。
一方、Cooper S クラスはD.D.Rチームからピンチヒッターとしてスポット参戦した冨林選手が、2分25秒916の好タイムをマークしポールポジションを獲得。
2番手 諏佐選手、3番手 増田選手、4番手 伊藤選手、5番手 木村選手、6番手 笹選手の順でスターティンググリッドにつくことになった。
■【決勝レース#1(第3戦)】
JCW クラスは出遅れるマシンもなく全車クリーンなスタートを決めると、後藤選手、勝亦選手の順で第1コーナーに飛び込むが、その後に続いたのは、なんと一気に3番手へ浮上した松本選手。
1周目からこの3台で激しいバトルが繰り広げられ、2周目に松本選手が2番手へ。そしてヘ8周目にはヘアピンコーナーで後藤選手をかわし、ついにトップへ躍進。
その後は順位が変わらず、松本選手が余裕を持ってチェッカーフラッグを受け、2位 後藤選手、3位 勝亦選手、4位 石井選手、5位 鈴木選手と続き、阿部選手は5周目にコースアウトし完走はならなかった。
Cooper S クラスはJCW クラスの後方からスタートすると、冨林選手がトップを守るものの2周目に2位へ順位を上げた増田選手が少しずつ冨林選手の後方に迫る。
そして3周目にはペースを落とした冨林選手を捉えると増田選手がトップに立った。しかしすぐに冨林選手が抜き返し、以降は安定した走りを見せ優勝。
2位 増田選手、3位 諏佐選手、4位 木村選手、5位 笹選手、そして伊藤選手はマシントラブルのためリタイヤ。
■ 【決勝レース#2(第4戦)】
JCW クラスはコースアウトによるマシントラブルのため阿部選手が出走を見合わせ、5台のマシンによる戦いに。
リバースグリッドのため、1番手 勝亦選手、2番手 後藤選手、3番手 松本選手、4番手 石井選手、5番手 鈴木選手の順でグリッドにつく。
スタートでは松本選手が好ダッシュを決め、出遅れた後藤選手をかわし、さらに勝亦選手をプッシュ。そして2周目の第5コーナーの立ち上がりで松本選手が一気にトップに立ち、2位に8秒近い差をつけて2連勝を果たした。
2番手争いは熾烈を極めたが、2位 後藤選手、3位 勝亦選手、4位 鈴木選手、5位 石井選手という結果となった。
Cooper S クラスもリバースグリッドにより、ポールポジションには諏佐選手がつき、2番手 増田選手、3番手 冨林選手、4番手 木村選手、5番手 笹選手という順で、伊藤選手はマシンにトラブルを抱えながらも6番手で出走。
レースはスタート直後、第1コーナーのアウト側から冨林選手が一気に2台をかわし早くもトップに躍り出る。そしてオープニングラップで4秒近いアドバンテージを得て独走態勢に入ると、余裕をもってチェッカーを受けた。