更新日: 2020.12.03 00:55
MINI CHALLENGE JAPAN 2020 Round.2 ツインリンクもてぎ レースレポート
■コラム
見ても、乗っても痛快!!「MINI CHALLENGE JAPAN」ってどんなレース?
「MINI CHALLENGE JAPAN」は英国で2002年に始まり、日本では今年で4シーズン目を迎えるワンメイクレースだ。
発祥の地で開発された本格的なレース車両“チャレンジカー”は、F56 MINI JCWをベースにしているとは言え、ボディや足まわりを大きくモディファイ。
さらにスリックタイヤを履いたマシンによる激しいバトルは迫力満点で、ミニのハイパフォーマンスをファンの心に強く印象づけてきた。
2019年からはミニの正規輸入を手がけるMINI Japanの公認を受け、レースとコラボしたMINIファンのためのイベントも行われている。
また、エントラントや観客を手厚くサポートするホスピタリティも充実しており、年を追うごとに大きな盛り上がりをみせている。
さらに今シーズンは大きなトピックがある。「Cooper S クラス」が新設されたことだ。これはナンバー付き車両で行うNゼロ規定のクラスで、参戦車両のベースとなるのは、F56 クーパーS。
もちろん安全装備の装着が義務づけられるが、限りなく市販車に近いマシンが繰り広げる戦いが加わることで、MCJPにフレッシュな魅力が加わった。
ストリートを走る愛らしい姿を残したマシンのバトルは、MINIファンにとって見逃せないものだろうが、より参加しやすいモータースポーツカテゴリーとしても注目されている。
なおCooper S クラスの新設によって、シーケンシャルミッション、スリックタイヤなど、レース専用パーツを数多く採用し細部にわたって“別物”の凄みに満ちたチャレンジカーよるレースは「JCW クラス」と呼ばれるようになった。
公式予選、決勝レースともに2クラス混走となるが、1イベントで2レースを行うというレースフォーマットに変更はない。
また、最初のレース1は予選で決勝スタートポジションを決め、レース2ではレース1の順位で上位60%までを“逆さま”に入れ替えるリバースグリッドを採用することもこれまで同様で、ワンメイクならではの白熱したバトルがさらに激しさを増すのは必至。
観戦者が楽しめる工夫が凝らされているのも、MCJPの特徴なのだ。
MINI CHALLENGE JAPAN 公式レポート
https://minichallenge.jp