更新日: 2021.04.30 21:08
MINI CHALLENGE JAPAN.2021 “鈴鹿で初開催決定”/2020シーズンの結果報告
■レースダイジェスト
■MINI CHALLENGE JAPAN.2020 ラウンド4(第7戦/第8戦)、ラウンド5(第9戦/第10戦)レースダイジェスト
■2020年結果報告。JCWクラスは松本武士選手、CPSクラスは瀧井厚志選手がチャンピオンを獲得
2020年シーズン後半戦であるラウンド4は、2020年10月18日(日)に岡山国際サーキットで、最終戦となるラウンド5は同年12月13日(日)に富士スピードウェイで開催された。
シリーズチャンピオン争いは、まずJCWクラスが開幕戦からラウンド3までの6戦すべてを制した松本武士選手が、ラウンド4(第8戦/第9戦)も連勝を果たした。
この時点で、ラウンド5に向けて唯一逆転の可能性があったのは後藤比東至選手だったが、松本選手、後藤選手ともにラウンド5のレースを欠場したため、開幕戦から8戦全勝という圧倒的な強さを見せつけた松本選手がJCWクラスのシリーズチャンピオンを獲得した。
一方、ミニのワンメイクレースに手軽にエントリーできるように新設されたCPSクラスは、富林選手、伊藤選手、谷岡選手、瀧井選手、白戸選手と、5人のドライバーがウィナーとなっていることからもわかるとおり大混戦状態が続いた。
CPSクラスは戦う側も観戦する側も熱くなるレース展開で、MCJPに新風を吹き込んでくれた。最終的には、ラウンド5で2連勝した瀧井厚志選手が初代のシリーズチャンピオンに輝いている。
■MINI CHALLENGE JAPAN.2020 ラウンド4(第7戦/第8戦)
さらに伸びた連勝記録。JCWクラスは松本選手がホームコースで圧倒
岡山国際サーキットで開催されたラウンド4、JCWクラスには2号車 後藤比東至選手、9号車 平田雅士選手、17号車 鈴木建自選手、19号車 松本武士選手が出場。平田選手は、昨シーズンに岡山で行われたレース以来の参戦となった。
開幕から6連勝と強さを見せつけている松本選手はこのコースを得意とし、予選でポールポジションを獲得すると、決勝レース#1(第7戦)は2位に6秒以上の大差でチェッカーフラッグを受ける。
決勝レース#2(第8戦)は後藤選手に猛追を受けながらもしっかりと抑えきり、連勝記録を8ヘと伸ばした。また、決勝レース#2では鈴木選手が3位に入り、うれしい初表彰台となった。
一方、CPSクラスは、4号車 谷岡 力選手、6号車 伊藤聡夫選手、30号車 白戸次郎選手、#33 味波史章選手、70号車 増田直人選手、99号車 山本 賢選手、337号車 瀧井厚志選手の7名が出場。
谷岡選手、白戸選手、味波選手、山本選手は、さまざまなカテゴリーで活躍したレーシングドライバー 萬雲恒明氏がドライビングレッスンなどを幅広く手がける萬雲塾の『楽しく走ろう.com』チームからのエントリーだ。
予選は終盤に空気圧を調整してから再度アタックした山本選手が好タイムをマークし一番グリッドを獲得したが、決勝レース#1(第7戦)では谷岡選手が今季2勝目を挙げ、2位 山本選手、3位 白戸選手、4位 味波選手と楽しく走ろう.comの選手が独占。
決勝レース#2(第8戦)は、山本選手がトップに立つもコースアウトしリタイヤ。白戸選手が2位の谷岡選手に9秒以上の差をつけて初優勝を飾った。
■MINI CHALLENGE JAPAN.2020 ラウンド5(第9戦/第10戦)
最終戦までもつれ込んだCPSクラスは瀧井選手が制す
富士スピードウェイで行われた最終戦となるラウンド5。JCWクラスエントリーは、7号車 石井一輝選手、9号車 三浦 愛選手、17号車 鈴木建自選手、57号車 阿部良太選手の4名。
他の上位カテゴリーのレースが振替開催によって本大会と同スケジュールとなり、バースレーシングプロジェクト【BRP】の松本武士選手と、EX-FORM RACING TEAMの後藤比東至選手が残念ながら欠場となった。
それでも最終戦は見どころ満載。注目されるのはラウンド1で素晴らしい走りを披露してくれた三浦 愛選手が再び参戦したことだ。
6シーズン連続で全日本F3選手権を戦ってきた実力者、三浦選手は予選でひとり1分58秒台をマークしポールポジションを獲得。さらに決勝レース#1(第9戦)、決勝レース#2(第10戦)ともに他を寄せつけない余裕の走りで2連勝。また、Team AbeMotorsの阿部選手が決勝レース#1で3位入賞、初の表彰台をゲットした。
シリーズを通して大激戦となっているCPSクラスは、4号車 大井偉史選手、6号車 伊藤聡夫選手、11号車 笹 瑞穂選手、30号車 白戸次郎選手、56号車 森 雄一郎、70号車 増田直人選手、77号車 古田 聡選手、337号車 瀧井厚志選手の8名だったが、大井選手は前日の練習走行でマシンにトラブルが発生し欠場となった。
予選は2分06秒313の好タイムをマークした伊藤選手が一歩抜きん出てポールポジションを獲得したが、2番手から5番手までの差がコンマ5秒以内という接戦。
しかし伊藤選手はマシントラブルで決勝レース#1(第9戦)に出場できず、優勝は瀧井選手、2位 白戸選手、そして3位は初出場の古田選手という結果に。また、続く決勝レース#2(第10戦)も表彰台は前戦とまったく同じドライバーが並んだ。こうして2連勝でシリーズを締めくくった瀧井選手が、シリーズチャンピオンを獲得した。
なお、2020シーズンのポイントランキングは以下のとおり。
■JCWクラス
Pos | CarNo | Driver | Team | TotalPoint |
---|---|---|---|---|
1 | #19 | 松本 武士 | バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 466 |
2 | #2 | 後藤 比東至※ | EX-FORM RACING | 407 |
3 | #17 | 鈴木 建自※ | バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 407 |
4 | #9 | 三浦 愛 | IDI RACING | 214 |
5 | #57 | 阿部 良太 | TEAM AbeMotors | 167 |
6 | #10 | 勝亦 勇雅 | IDI RACING | 142 |
7 | #7 | 石井 一輝 | ダイワグループ | 139 |
8 | #9 | 平田 雅士 | IDI F56JCW | 92 |
9 | #7 | 為谷 勝太 | ダイワグループ | 75 |
10 | #22 | 吉田 淳一 | EX-FORM RACING | 71 |
11 | #7 | 松本 拓也 | ダイワグループ | 48 |
※MINI CHALLENGE JAPAN 2020競技規定 第15条 2. シーズン・ポイント規定により順位を決定。
■クーパーSクラス
Pos | CarNo | Driver | Team | TotalPoint |
---|---|---|---|---|
1 | #337 | 瀧井 厚志 | D.D.R | 322 |
2 | #30 | 白戸 次郎 | 楽しく走ろう.com | 285 |
3 | #70 | 増田 直人 | エムズファクトリー | 263 |
4 | #27 | 諏佐 憲二 | adidas motorsport a-unit | 262 |
5 | #6 | 伊藤 聡夫 | CLUB PAZZO ARIIX RACING | 249 |
6 | #4 | 谷岡 力 | 楽しく走ろう.com | 222 |
7 | #11 | 笹 瑞穂 | IDI RACING | 196 |
8 | #3 | 木村 英樹 | WAVESPEED | 154 |
9 | #99 | 山本 賢 | 楽しく走ろう.com | 142 |
10 | #337 | 冨林 勇佑 | D.D.R | 118 |
11 | #77 | 古田 聡 | ピットハウス | 89 |
12 | #33 | 味波 史章 | 楽しく走ろう.com | 77 |
13 | #56 | 森 雄一郎 | ダイワグループ | 71 |
14 | #77 | 永井 隆太郎 | ピットハウス | 60 |
15 | #4 | 大井 偉史 | 楽しく走ろう.com | 0 |