Shots!──バトンのラストレースと、夢を追い戦う松下信治の姿を追う@アブダビGP2回目
土曜の夜にGP2のレース1が行なわれました。
松下選手は予選4番手、スタートで3位になります。
タイヤ交換のあるレース1で松下選手は硬い方のタイヤでスタート。
柔らかめのタイヤでスタートした、トップのレッドブルカラーのガスリー選手と2位のシロトキン選手がピットインして後退している間に、良いペースを維持して走行している松下選手。
31周のレースで27周までピットインを我慢してタイヤ交換し、3位のポジションで復帰し、前を行く1台パスし2位でゴール!
おまけにファステストラップもいただき!
いいレースでした。やっぱり、レース1で結果を出せるということは大事です。
パルクフェルメで!
亜久里さんも嬉しそうです!
シャンパンファイト、なんと第2戦のモナコ以来です!
アゼルバイジャンから調子が悪くなり……オーストリアが出場停止、イギリス、ハンガリー、ドイツ、ベルギー、イタリアと不調のスパイラル。
マレーシアで、やっと復調し、やっと本来の速さが戻ってきました。
復調できたことが、何より嬉しかった!よかった!
今年のレース。好調から始まり、絶不調にはまり続け、そして復調できたことが、松下選手自身の自信になったと思います。
今年の辛い時期をどう克服できたか、それは本人のみ知るところだと思いますが、やれることはすべてやってきたという言葉から推測すると相当頑張ったんだと思います。
F1ドライバーになるんだという夢に向かって、来年こそ勝負の1年。
どうか、皆さんも来年の強くなった松下選手に注目してくださいね!
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熱田護(あつた・まもる)1963年生まれ。三重県鈴鹿市出身。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。2輪世界GPを転戦し、1991年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。2016年もF1全戦をカバーする予定。WEB:Mamoru Atsuta Photography