2017.04.13
MotoGP現地トピックス:アルゼンチンで足元をすくわれたマルク・マルケス
終わってみれば、マーベリック・ビニャーレス2連勝、バレンティーノ・ロッシ2戦連続表彰台となる2位とヤマハ快勝。ヨハン・ザルコ5位、ヨーナス・フォルガー6位とヤマハ勢4台がトップ6でフィニッシュした。
ヤマハYZR-M1の良さ、コースとの相性の良さを証明した。その中でただひとり気を吐いたのがカル・クラッチローだった。
このコースを得意とするカル・クラッチローは、15年以来、2年ぶり2度目の表彰台獲得。レース中、エンジンの警告灯がついたのでペースを抑えたというクラッチローだが、どういう警告だったのかは、レース終了後の時点では不明だ。しかし、警告灯がついていたとは思えない走りだった。
人口3万人弱というテルマス・デ・リオ・オンドの街は、走っているクルマがどこか昭和30年代(たぶん)の雰囲気をかもしだしている。
テルマスというのは温泉という意味で、普段は温泉療養で多くの人が訪れている街のようだ。ホテルはどこもかしこも古くて、部屋の設備もお粗末。普段なら2、3千円の宿がグランプリウイークはその10倍に跳ね上がる。
選手、関係者のABC三段階の評価では、ぶっちぎりのトリプルC……。ただし、肉のうまいアルゼンチンだけに、肉に関してはトリプルAだ。