全13戦に拡大の2025年カレンダー発表。プレーオフ方式の新機軸“ザ・ファイナルズ”も導入へ/RSC
追ってスーパーカーの運営側は、北米NASCARと同様のシステムを採用し、年間カレンダーの終盤ではノックアウト形式の戦いで最終的なタイトル獲得者を決定することも発表した。
これでシーズンは実質的に3つのセクションに分割され、2月のシドニーから8月のイプスウィッチまで続く年初の8戦は『スプリントカップ』に指定され、合計25レースが含まれるこれらのイベント後には、最高得点を獲得したドライバーが『スプリントカップ』の優勝者に選ばれる。
続くザ・ベンドとバサーストでの2戦は『エンデューロカップ』となり、こちらも最高得点を獲得したドライバーがチャンピオンの称号を得ることに。
そして重要なのがバサーストの後に控える3戦で、ここから7レースにわたって争われる『ザ・ファイナルズ』には、この時点でのチャンピオンシップ上位10名がエントリー。さらにランク圏外だったとしても、前述のカップ王者は自動的にファイナルの出場枠を獲得する権利も有し、サーファーズパラダイス、サンダウン、そして最終戦アデレードへと続くラウンドを前に、有資格者のポイントは一律に3000へと調整される。
ここから各ラウンドごとに3名が敗退し、サンダウンでは4000ポイントにリセットし、ドライバーはレースに勝利することでふたたび資格を回復するなどユニークな施策も盛り込まれる。そして同じくサンダウンでも3名が敗退し、これでシーズン最終戦でタイトル争いに残るのは4名となる。
この最終戦では金曜の100kmレースが1回、土曜の250kmが1回、そして日曜午後のシーズン最終250km×3ヒートを経て、4名の中からタイトル獲得者が決定される。
「ファンがさらに興奮し、もっと予測不可能で、最高のチャンピオンを見つけるための真の試練を望んでいる」と続けたCEOのハワード。「この『ザ・ファイナルズ』はまさにそれを具現化する」
「ポイントがリセットされ、ドライバーが脱落することでプレッシャーが最高潮に達し、最高のドライバーだけが勝利する環境が生まれたのだ。このフォーマットがチャンピオンの決定方法を変えることになり、ファンが最後のラップまでハラハラドキドキし続けると確信している」
■RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ 2025年カレンダー
Round | Date | Event |
---|---|---|
Rd.1 | 2月21~23日 | シドニー500・オープニン・ラウンド |
Rd.2 | 3月13~16日 | メルボルン・スーパースプリント |
Rd.3 | 4月11~13日 | ITMタウポ・スーパー440 |
Rd.4 | 5月9~11日 | タスマニア・スーパー440 |
Rd.5 | 6月6~8日 | パース・スーパー440 |
Rd.6 | 6月20~22日 | ベター・ダーウィン・トリプルクラウン |
Rd.7 | 7月11~13日 | NTIタウンズビル500 |
Rd.8 | 8月8~10日 | イプスウィッチ・スーパー440 |
Rd.9 | 9月12~14日 | ザ・ベンド・エンデューロ |
Rd.10 | 10月9~12日 | レプコ・バサースト1000 |
Rd.11 | 10月24~26日 | ブースト・モバイル・ゴールドコースト500 |
Rd.12 | 11月14~16日 | ペンライトオイル・サンダウン500 |
Rd.13 | 11月27~30日 | ヴァイロ・アデレード・グランドファイナル |
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