更新日: 2019.03.28 17:34
TOYOTA GAZOO Racing 2019年NASCAR第6戦マーティンズビル レースレポート
NASCAR GANDER OUTDOORS TRUCK SERIES
第4戦 TruNorth Global 250
開催日:3月23日
カイル・ブッシュ3連勝で
NASCAR通算201勝目達成
NASCARガンダー・アウトドアズ・トラック・シリーズ第4戦TruNorth Global 250が3月23日(土)にマーティンズビル・スピードウェイで開催されました。
3週間ぶりの開催となったトラック・シリーズ。ここまでの3戦中2戦を制しているカイル・ブッシュが今大会もスポット参戦。また、18歳コンビのシリーズレギュラー、トッド・ギリランドとハリソン・バートンに加え、18歳になったばかりのタイラー・アンクラムと17歳のデレック・クラウスが今季初出場。また、17歳のカナダ人ドライバー、ラファエル・レサールがトラック・シリーズにデビューするなど、多くの若手ドライバーがトヨタ・タンドラで今大会に臨みました。
23日(土)午後2時16分、0.526マイル(約850m)ショートオーバルを70周、70周、110周の3ステージ合計250周(131.5マイル:約210km)して競われる決勝レースがスタート。最前列2番手からスタートを切ったカイル・ブッシュが9周目に首位に立つとそのままステージ1を制しました。3番手スタートのトッド・ギリランドが4位。開幕戦で勝利を挙げているオースティン・ヒルが8位。レサールが10位で、デビュー戦で早くもステージポイントを獲得しました。
ステージ2は後半にイエローコーションが出され、ピット戦略が分かれました。カイル・ブッシュらはピットへ向かいましたが、数台がコース上に残ったためポジションが入れ替わり、ステージ2はカイル・ブッシュが3位、ハリソン・バートンが6位、ヒルが8位、トッド・ギリランドが10位。
ステージを3番手で再スタートしたカイル・ブッシュは終盤へ向けタイヤを温存しながらもじりじりとポジションを上げ、180周目に首位を奪還。その後、終盤戦はイエローコーションが多発する荒れた展開となりましたが、カイル・ブッシュは再スタートを着実に決めて首位をキープ。
最後はファイナルラップに後方でクラッシュが発生したために順位はその時点で凍結されてイエローコーションのままチェッカー。カイル・ブッシュがシリーズ3連勝を飾りました。カイル・ブッシュはこの勝利で、自身が持つNASCARトップ3カテゴリーでの合計勝利数を単独首位となる201へと伸ばすこととなりました。また、トヨタ・タンドラは今季開幕からの4戦全勝を続けています。
他のトヨタ・タンドラ勢は終盤連発したコーションで苦戦し、ハリソン・バートンの11位が最上位。今大会デビュー戦となった17歳、レサールは首位と同一周回の14位で完走を果たしました。
次戦第5戦は3月29日(金)にテキサス・モーター・スピードウェイで開催されます。
ドライバー カイル・ブッシュ
「この週末、チームは本当に大変な仕事をこなしてくれました。コースに車両を持ち込んだ時点では望んだとおりの状況ではなく、週末を通して調整を続けてきました」
「ここマーティンズビルでは、レースを通してコーナーリングの安定性が重要です。我々も苦戦しましたし、ライバルが苦戦しているのも見ました。そんな中で我々は最後までタイヤをもたせて、ライバルを抑えきって勝てたのはチームのおかげです」