更新日: 2018.02.23 11:14
【アウディジャパン】進化型Audi R8 LMSが発進!
進化型Audi R8 LMSが発進!
● GT3レースバージョン、さらなる進化を遂げる
● プライベートチームへのデリバリーを開始
● 2010年生産分は、すでに完売
Audi AGによる GT3 カスタマー スポーツ プログラムは、プライベートチームへのデリバリーが始まり、新しいステップへと踏み出しました。4月中旬までに、ニュルブルクリンクとスパフランコルシャンでの24時間レースを含む数々の国際/国内レースへ年内参戦を計画しているプライベートチームに、20台のAudi R8 LMSが引き渡されます。
全76大会出場のうち23回の優勝と3つのチャンピオンシップを獲得し大成功を収めた2009年のデビューイヤーを経て、2年目となった今年、Audi R8 LMSのプライベートチームへのデリバリーが計画通りスタートしました。R8 LMSが届けられた最初のチームは、英国のユナイテッドオートスポーツチームで、先週、最初の2台がデリバリーされました。
完璧なレースカーを供給するために、Audi SportはGT3レギュレーションへの対応を強化し、昨年モデルに対して数々の技術的改良が施された進化型R8 LMSのFIAホモロゲーションを取得する計画です。従来モデルはアップデートキットを装着することにより、進化型と同等のレベルに引き上げることが可能で、これによりプライベートチームも競争力を維持することが可能となります。
Audi Sportの責任者Dr ヴォルフガング・ウルリッヒは「進化型の開発において、我々はサービスインターバルの延長と、メンテナンス性の向上に主眼を置いてきました。進化型バージョンには、昨シーズンにパートナー達と得た教訓が存分に注ぎ込まれています。プライベートチームに優れた信頼性と扱いやすさを提供することで、アウディブランドの高い品質基準を証明することができると確信しています」とコメントしています。
シャシーとサスペンションに改良が施された他、非常に高い気温の中でもR8 LMSが問題なく走行出来るように、エンジン冷却システム能力も大きく向上しています。エレクトロニクスやエクゾーストシステムも、レース用にさらに最適化されています。特に、新開発されたレース用6速ミッションはメンテナンス性が優れており、ミッション本体を下ろさずにハウジングを開けることで、内部の摩耗部品の状況を点検することが出来ます。
ここ数ヶ月間、進化型Audi R8 LMSは、数々のサーキットや試験装置を使って行われた広範囲に渡るテストを受け、長距離走行テストではその耐久性が証明されています。
付加価値税を含まない最新型Audi R8 LMSの価格は、298,000ユーロです。2010年の生産分はすでに完売しています。2011年生産車輌のデリバリーは、本年末から開始されます。
2010年シーズンにAudi R8 LMSで参戦するチームおよび出場予定レース
アブトスポーツライン(ドイツ):ADAC GTマスターズ、ニュルブルクリンク24時間レース、ニュルブルクリンク長距離耐久シリーズ*
アウディレースエクスペリエンスチームヨースト(ドイツ):ニュルブルクリンク長距離耐久シリーズ*
アウディスポーツイタリア(イタリア):イタリアGT選手権
ブラックファルコン(ドイツ):ニュルブルクリンク長距離耐久シリーズ、ニュルブルクリンク24時間レース、FIA欧州GT3選手権
ブリンクマンレーシング(ドイツ):国際GTオープン
マークエディ(オーストラリア):オーストラリアGT選手権**
オレカ(フランス):フランスGT選手権
フェニックスレーシング(ドイツ):ニュルブルクリンク長距離耐久シリーズ、国際GTオープン、ニュルブルクリンク24時間レース、スパ24時間レース
チームロズベルグ(ドイツ):ADAC GTマスターズ、FIA欧州GT3選手権
ユナイテッドオートスポーツ(英国):FIA欧州GT3選手権、スパ24時間レース、英国GT選手権*
」Wレーシングリーム(ベルギー):ベルカー、フランスGT選手権
この他チームにも複数チームが準備中
*スポット参戦
**2009年仕様 Audi R8 LMSで参戦