更新日: 2018.02.17 00:24
Studie BMW Z4、第3戦はトラブル発生も15位完走
2014オートバックスSUPER GT 第3戦 AUTOPOLIS
メカニカルトラブルにより最後尾からスタート、15位完走に終わる
2014年5月31日(土)予選(天候:晴れ コースコンディション:ドライ)
2014年6月1日(日)決勝(天候:晴れ コースコンディション:ドライ)
場所:オートポリス(大分県日田市/全長4.674km)
ミッショントラブルの解消に時間を費やし予選に出走ならず
オートポリスでの開催は2005年以降、常に10月。2014年は5月31日、6月1日の開催となり、阿蘇の力強い新緑を抜けてサーキットに向かうのは、多くのエントラントや来場者にとって新鮮な光景に映った。標高が高いにもかかわらず気温は上昇。路温は40度以上を記録することに。
5月31日の公式練習。ここでのテーマはクルマのセッティングを煮詰めること。特に前後の車高バランスとリアウイングの角度決めに注力。そして、このサーキットを走るのは初めてとなるヨルグ・ミューラー選手の習熟にある。前日の金曜には、BMW製Cruise Bikeで完熟走行も行っている。
最初に荒 聖治選手がNo.7 Studie BMW Z4に乗り込み、好感触を掴む。すぐにピットインしてドライバーチェンジ。そのアウトラップでヨルグ・ミューラー選手はコースアウトしてしまうものの、ピットインでラジエターの砂を吐き出させ、すぐにコース復帰。周回を重ねることを最優先する。ウォームアップ走行でラップタイムは1分48秒台に乗る。ところが走行中にメカニカルトラブルが発生して停止。No.7 Studie BMW Z4は牽引されて帰還した。
トラブルはミッションのシフトチェンジが正常に働かないこと。予選に間に合うよう総員でトラブルフーティングにあたる。ECUの信号を疑うところから始まり、パーツの交換も試みる。予選Q1を担当することに決まった荒 聖治選手は、いつでも走り出せるように、ヘルメットを被ったまま待機。しかし無情にも予選Q1終了時間に。No.7 Studie BMW Z4は予選を出走せず、最後尾からのスタートが決定した。その後、ミッションを下して復旧を試みるが難航。翌日の決勝レースには何としても間に合わせなければならない。そして夜8時頃、ECUのプログラムを書き直すことでトラブルは解消。決勝レースへ晴れて出走できる見通しが立った。