投稿日: 2016.06.09 15:01
「選手権がジョークのように感じられる」とオジエ。WRCの出走順規定を批判
AUTOSPORTweb
世界ラリー選手権(WRC)チャンピオンのセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)は、WRCの出走順規則を「ジョークのようだ」と批判。シリーズ9連覇を達成しているセバスチャン・ローブも、オジエの意見に同意している。
現行のWRC出走順規定では、競技最初の2日間はポイントランキング順で走行順が決められ、最終日のみ、当該イベントの総合順位に従って走行する。
特にグラベルイベントでは、出走順が早いほど路面コンディションが悪く、先頭ドライバーは道路の“掃除役”を強いられることもありタイムを出しにくい。4月に行われた第4戦アルゼンチンのSS11を先頭で走行したオジエは、このステージだけでSS首位のヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)から24秒も離されてしまっている。
オジエは「この話題には触れたくない」と語る。
「あの時(ラリー・アルゼンチン)はラリーを早く終わらせて、早く家に帰り、違うことに没頭したい気分だった。ラリーという競技が、とてもつまらないものに感じられたよ」
「年々、選手権自体がジョークのようなものに感じられるようになってきた」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています