更新日: 2017.01.19 15:19
WRC新時代の幕開け。週末の開幕戦に向け、各ドライバーが意気込み
■シトロエン/シトロエン・モータースポーツ
昨年はワークス体制でのWRC参戦を取りやめ、17年型マシンの開発にリソースを割いていたシトロエン。ドライバーには、WRC参戦歴の長いクリス・ミークをエースに据え、若手ステファン・ルフェーブレ、クレイグ・ブリーンを起用する。マシンはシトロエンの新型コンパクト、C3をベースにしたシトロエンC3 WRCとなる。
なお開幕戦ではブリーンのみ、16年まで使われたシトロエンDS3 WRCでの参戦だ。
●クリス・ミーク
「開幕戦に向けたテストをすべて終え、万全の状態が整いつつある。WRC新時代の戦いを待ちきれないよ。多くの人びとから今まで以上に注目を浴びている実感があるけれど、自分のドライビングに集中して戦っていく」
「(開幕戦)モンテカルロは毎年、一筋縄ではいかないイベントだ。サービスパークに入るたびに、コンディションに適した、あるいはコンディションにもっとも近いタイヤを選ぶ必要があるからね」
「(ステージが設定される)山岳地帯では、つねにコンディションが変化する。限られたデータを正しく分析し、コンディションに対処しなければいけないんだ。ただ、シトロエンに充分な経験という最大の武器が備わっているから、それを有効活用していくよ」
「開幕戦の目標はとてもシンプルだ。リラックスしながらマシンを操り、ラリーを楽しむということだ」
●ステファン・ルフェーブル
「この開幕戦に向けて、長い時間をかけて準備を整えてきた。エンジニアとは、あらゆる事態を想定した議論を重ねてきたし、マシンに関する知識も深めてきた。チームの力になるため、できることはすべてやってきたつもりだよ」
「シトロエンのワークスドライバーとして挑む初戦では、いい順位でフィニッシュして、チームに大量ポイントをもたらしたいと思っている」
「テストの時間が限られていたから、まだC3 WRCを100パーセントの自信を持ってドライブできる状況には至っていない。限界までプッシュする前に実戦でマシンを手懐ける必要がありそうだ。ただ、どのドライバーも状況は同じだと思っているよ」
●クレイグ・ブリーン
「モンテカルロでの経験が少ないこともあって、この週末はもっともプレッシャーが少ない状況で戦える。マシンも旧型のDS3 WRCだしね」
「モンテでの経験を積んで、C3 WRCをドライブするふたりに追いつくために戦うよ。走行距離を稼ぐことが第1目標だけど、いくつかポイントを獲得できたら嬉しいね」