“三味線条項”を明確化/すべてトップで決勝へ/戦略上重要な2台目の存在 etc.【デイトナ24時間金曜Topics】
11月に発行されたブルテンによれば、ミシュランはGTDプロとGTDのチームに対し、今週末世界的にデビューする新しい『ミシュラン・パイロットスポーツ・プロ・GT H1』タイヤコンパウンドでは、右側タイヤをシングルスティント(1スティントで交換)するよう推奨している。
ただし、今週はGTカテゴリーにおけるタイヤの割り当て数に変更がないため、ダブルスティントは左側タイヤで可能となる。
GTDプロおよびGTD チームには、イベント全体で最大25セットのタイヤが割り当てられている。これには、前週のロア・テストの週末の予選から持ち越される追加セットは含まれていない。
■“三味線条項”が強化
IMSA は、GTカテゴリーの『パフォーマンスの予測』に関するウェザーテック選手権のスポーティング・レギュレーションにさらに明確化を加えた。
これには、「GTカテゴリー内の各メーカーのマシンの中でもっとも高性能なマシンの間の競争力を維持する、実証されたスピードとラップタイムのパフォーマンス、スティントの長さ(最大ペースでグリーンフラッグ30周まで)、給油時間(グリーンフラッグでの1周あたり1.3秒以上)」が含まれるが、これらに限定されたものではない。
この言葉遣いは、以前のコース上のセッションでのパフォーマンスより向上したことが判明した場合、IMSAが単一メーカーの全車両に「停止と修理」を強制することを可能にするレギュレーション、いわゆる“三味線条項”に関連したものである。
IMSAは、デイトナ24時間の決勝後、GTPとGTDプロの両カテゴリーの上位3台を「管理された場所」で一晩留置し、月曜8時からより「徹底した詳細な」検査を行う予定だ。
競技者に宛てられたブルテンによれば、IMSAは月曜15時までに車両保管を解除する予定としている。
■2月にセブリングテストに挑むランボルギーニSC63
アンドレア・カルダレッリは、ランボルギーニが第2戦セブリング12時間レースでウェザーテック選手権デビューを果たす予定のランボルギーニSC63の開発を「進めている」と語っている。
「僕らは12月にこことテキサス(COTA)で得たデータを取り込むために、ファクトリーのエンジニアたちと作業を行っている」と彼はSportscar365に語った。
「それほど多くのデータではないが、12月のテストでは非常に良好な結果が得られたと思う」
カルダレッリは、プログラムの次の大きな挑戦が2月に来ると予想しており、そのときSC63はデビューに先立ってセブリング・インターナショナル・レースウェイでテストされる予定だ。
「ここデイトナに来たところからいくつかのアップデートがある予定だ。(セブリングは)本当にユニークなトラックなので、本当にチャレンジングになるだろう。僕らのクルマがコースにうまく適応できるかどうかはまだ分からない。僕らはセブリングで走り、自分たちがどこにいるのかを確認する必要があると思う」
* * * * * *
第62回デイトナ24時間レースは、1月27日土曜日の現地時間13時40分(日本時間28日3時40分)にスタートが切られる予定だ。