更新日: 2024.08.31 19:40
“最強アマ”が来季WECフル参戦の可能性「ヒストリックレース、IMSAとともにチームと話し合っている」
キーティングは、プロトン・コンペティションのボスであるクリスチャン・リードが当初、レギュラードライバーのジョルジオ・ローダがレースに出場できなくなった後、53歳のアメリカ人に88号車マスタングのシートを提示し、キーティングがシーズン後半の4レースに出場することを望んでいたと明かした。
リードは先月、サンパウロ6時間レースでGT3カーをドライブするために引退から一時復帰したが、チームはまだ富士とバーレーンで行われるシーズン終盤2戦のブロンズドライバーを確定させていない。
「クリス(リードの愛称)から電話があったんだ」とキーティングは語った。「僕たちは長い間ライバルだったが、友人でもある。彼は僕に(ジョルジオ・)ローダが出られそうにないから、このクルマでシーズンを終えたいかどうか聞いてきたんだ」
「レースは楽しい部分もあるが、僕にとってもっとも貴重な資産は時間だ。だから4つのレースに時間を割くことはできなかった」
だが、僕は「COTAの週末は空いているから、もし空席があるならぜひドライブしたいと彼に伝えた」
「すると、そのとおりになった。最後の数戦で彼がどうするつもりなのか見当もつかないが、今ここに居られることに感謝している」
「1戦限りの契約だ。出場するにせよしないにせよ、ここにいるつもりだった。違うのはガレージで友人たちと一緒にいるのか、それともサーキットを走るのかということだ。もちろん、楽しんでいる」
来年は何をするか分からないが、ここは僕のホームコースだ。今までレースをしてきたどのトラックよりも、COTAでは不思議なほど成功している。個人的にここで特別に速いという感じはしないが、とくに不思議と幸運に恵まれるんだ」
「パドックに戻ってきて興奮している。またフォードで走れることにも興奮しているよ。フォードのマシンに乗るのは2019年のル・マン以来だ」
「テキサスではフォードのディーラーを4つ持っているんだ。僕はジム・ファーリー(フォードCEO)とは、レースという面でいい関係を築けている」
「クリスとは何年もレースで戦ってきたし、彼のチームの一員であること、そしてこのファミリーの一員であることを愛している。WECファミリーの一員であることも気に入っている」
「今週末はエキサイティングなことがたくさんある。それをするためにここに来ることができて嬉しく思っているよ」