更新日: 2018.07.27 14:31
ポルシェ、2018年ル・マン24時間は4台体制に。マコウィッキに代わりブルーニがWEC復帰
WEC参戦体制と同時に発表された2018年WSCCプログラムでは、こちらも2017年シーズンと同様に911号車と912号車、2台のポルシェ911 RSRを走らせることをアナウンス。
しかし、ドライバーラインアップは2台ともに変更され、パトリック・ピレ/ディルク・ベルナーがドライブした911号車ポルシェは、ベルナーに代わって今季のWECで1号車ポルシェ919ハイブリッドをドライブしたニック・タンディの加入が決定。
デイトナ24時間やセブリング12時間、ワトキンスグレン6時間、プチ・ル・マンからなるNAECノースアメリカ・エンデュランス・カップで起用される第3ドライバーにはWECのレギュラーシートを失ったマコウィッキが指名された。

また、ローレンス・バンスールのチームメイトが流動的となっていた僚友912号車ポルシェについては、バンスールをそのままに新たなチームメイトとして2号車ポルシェ919ハイブリッドを駆り2017年ル・マン/WECチャンピオンとなったアール・バンバーを起用。
NAECでは今シーズン、第6戦ワトキンスグレンから最終戦プチ・ル・マンまで912号車ポルシェをドライブしていたブルーニが助っ人に加わる。
■2018年ル・マンは4台体制に
さらに、ポルシェは今回の発表のなかで、2018年のル・マン24時間に4台のポルシェ911 RSRを投入することをアナウンス。ポルシェにとってLM-GTEプロクラスに4台のワークスマシンをエントリーさせるのは2013年のワークス参戦以来初となる。
これにより来季ル・マンにおけるLM-GTEプロクラスのエントリーは、BMWが新型GTEマシン『M8 GTE』を擁して参戦することを踏まえると例年以上のエントリー数となることは確実となる見通しで、その参戦台数は15台以上、17~18台程度になるものと考えられる。
そんな激戦区を戦うポルシェ陣営ではWECレギュラー組の91号車ポルシェにマコウィッキ、92号車ポルシェにバンスールをそれぞれ第3ドライバーとして起用。
また、スポット参戦組となる93号車ポルシェはバンバー/ピレ/タンディという北米選抜部隊ともいえる3名がタッグを組む。同じくスポット参戦する94号車ポルシェでは元LMP1ドライバーのティモ・ベルンハルトとロマン・デュマ、さらに今シーズン、スーパーGT300クラスでD’station Porscheをドライブしたスヴェン・ミューラーの名前がリストアップされている。