更新日: 2018.10.03 17:54
IMSA:ESM、WEC富士と重複するプチ・ル・マンでベルンハルト&ジョビナッツィを代役起用
一方もう一台のニッサンDPi、ライアン・ダルジール、スコット・シャープ組22号車に加わるジョビナッツィは、ザウバーF1のテスト兼リザーブドライバーを務める若手ドライバーだ。
スポーツカーレースでは2016年にWEC第7戦富士、第8戦上海においてESMが走らせる30号車リジェJS P2・ニッサンをドライブし、中国ラウンドでLMP2クラス2位表彰台を獲得した。また、今季はフェラーリのセミワークスチーム、AFコルセの52号車フェラーリ488 GTEのドライバーとしてル・マン24時間に挑んでいる。
「テキーラ・パトロン・ESMのチームメンバーは皆、ティモ(・ベルンハルト)とアントニオ(・ジョビナッツィ)がプチ・ル・マンで力を貸してくれることをとてもうれしく思っている」と語るのは自らも2号車ニッサンDPiのステアリングを握るシャープ。
「今回我々が招いたふたりのドライバーは、両者とも豊富な経験と素晴らしいスピードを持っている。昨年勝ち取ったプチ・ル・マンの勝利を守るために、これ以上の選択はないと言えるだろう!」
また、代理参戦するベルンハルトも「プチ・ル・マンでテキーラ・パトロン・ESMに加わることに興奮している」とコメント。
「今年のプチ・ル・マンは僕にとって、ちょうど10回目の挑戦になる。この記念すべき大会でESMが最高の成績を収められるように手助けしていきたいと思っているんだ」
一方、ジョビナッツィは「ロード・アトランタ10時間に参加することは僕にとって大きなチャレンジになる」と語った。
「プチ・ル・マンは世界でもっとも重要な耐久レースのひとつだ。そんなレースに優勝チームの一員として、また強力なドライバーラインアップととも参加できることを、とても楽しみにしている!」
10月13日に決勝レースが行なわれるロード・アトランタ10時間はテキーラ・パトロンとESMがパートナーシップを結ぶ“テキーラ・パトロン・ESM”にとってのラストレースとなる。
ESMは現在、今季限りでチームへのサポートを終了するテキーラ・パトロンに代わる新たなスポンサーを確保し、2019年シーズンの参戦継続を目指すとしている。