更新日: 2020.04.16 13:15
LMDh草案は「非常に良い状態」とIMSA代表。発表時期は未定も、メーカーへの情報提供を継続へ
また、ドゥーナンはいくつかのOEM(LMdhに関心を抱く自動車メーカー)から積極的な関与が続いていると明かし、当該メーカーでは在宅勤務にシフトしながらもエンジニアリングスタッフが研究を続けているという。
これに加えて、LMDhの技術規定の発表がさらに遅れることについて、はっきりと確認することはできなかったが、ドゥーナンは関係者全員にとって適切なタイミングでなければならないと強調した。
「我々はすべての中核事業がいくつかの課題に直面していることを認識している。そのため、適切なタイミングで規則案をOEMに提供したいと考えている」とドゥーナンは述べる。
「明らかに、単一サプライヤーによるハイブリッドシステムの供給に関して、サイモンとマット・クードック(IMSA技術システム担当ディレクター)によって開始された長いプロセスがある」
「我々には明らかなバッテリーのサプライヤーがいて、この他の共通部品も持っているんだ」
■経済危機にもかかわらず、自動車メーカーはまだ「非常に熱心」
ドゥーナンは今後の経済的課題を認識しつつも、LMDh規則に対する関心と、OEMの関与レベルについては楽観的な姿勢を維持している。
彼は「OMEがテクニカルワーキンググループに参加し続けていることを考えると、人々はこの分野に非常に熱心に取り組んでいると思う」と言う。
「私たちは引き続きOEMと協力し、意思決定に必要な情報を彼らに提供し続ける考えだ」
「しかし、彼らのコアビジネスは“コロナショック”によって多大な影響を受けている。もっとも重要なことは従業員とスタッフの安全を確保することだ」
「我々は賢明である必要がある。ビジネスが再開すれば人々は適切な決定を下せるようになる」
「契約と熱意は確実に止まっておらず、すべてのOEMパートナーと連絡をとることができた」
「今後のタイムラインを予測することは困難だが、デイトナで発表したことに対する私の熱意は今も健在だ」