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投稿日: 2020.08.12 19:05
更新日: 2020.08.12 19:07

IMSA:ポルシェドライバーが将来のLMDh参戦を睨み「つなぎ」のDPiシートを模索


ル・マン/WEC | IMSA:ポルシェドライバーが将来のLMDh参戦を睨み「つなぎ」のDPiシートを模索

 一方、ポルシェのズーリンデンは2022年にポルシェがLMDhデビューをする準備ができていないことを示唆している。つまりポルシェとしては、IMSAにおけるGTLM撤退からLMDhのデビューまでに、少なくとも2シーズンの空白が生じることになる。

 ズーリンデンは、LMDhに関する決定はまだなされていない、と強調したうえで次のように語った。

「ものごとの決定という観点から見ると、(2020年の)12月に取締役会で参戦の決定が下され、2022年1月からレースがしたいとなった場合、2021年の6月までに完成したマシンがなければならないが、これはあまり現実的ではない」

「我々のスケジュールは、(LMDh)規定が開始される時期とは無関係である」

 なお、IMSAにおけるLMDh規則の導入が2023年まで延期されるという憶測が高まっており、複数のチームオーナーからはその決定がすでになされたとの話もSportscar365には寄せられているが、IMSAプレジデントのジョン・ドゥーナンはこれを否定した。

「2022年にLMDh導入が可能になることを、我々は引き続き望んでいる」とドゥーナン。

「しかし現在のニュースを見れば明らかなように、地球上の他のすべてのビジネスと同様に、自動車産業も大きな打撃を受けている」

「すべてはマーケットが、ひいてはマニュファクチャラーが語ることだろう。IMSAやACOは制限を設けることに興味はない」

 最終的なLMDh規則は、9月に行なわれるル・マン24時間レース期間中に発表されると見られる。

2019年はスーパーGT・GT500クラスでニッサンGT-Rをドライブし、1勝を挙げたマコヴィッキも、2020年レギュラードライバーのひとり。最高峰クラスでのル・マン24時間参戦のチャンスをうかがっているはずだ。
2019年はスーパーGT・GT500クラスでニッサンGT-Rをドライブし、1勝を挙げたマコヴィッキも、2020年レギュラードライバーのひとり。最高峰クラスでのル・マン24時間参戦のチャンスをうかがっているはずだ。


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