更新日: 2023.09.18 17:09
ポルシェ・ペンスキー、インディアナポリスで1-2フィニッシュ「歴史に残る一日」に
レースをリードしていた6号車と7号車ポルシェは、2時間目の序盤にIMSAのレースコントロールの指示に対して適切なタイミングで従わなかったと判断された。これによって3番手につけていた31号車キャデラックVシリーズ.R(ウェーレン・エンジニアリング・キャデラック・レーシング)が首位に立つことに。
2時間目に迎えたリスタート時、タンディがドライブする6号車とフェリペ・ナッセの7号車は、ともにピポ・デラーニの31号車キャデラック後方、それぞれ2番手と3番手に順位を落とした。
「コールが少し遅れたけれど、クラスごとの整列を行うためにすでに列に並んでいたんだ」とタンディは説明した。
「やってみたよ。でも、31号車はすでに加速し始めていて僕らをパスしていったんだ」
「僕はポジションをキープした。正しい手順を実行したと期待していたし、明らかに正しい手順を踏んだと思っていた」
「31号車が前にいるべきだというレースコントロールの裁定は明らかだった。その後は(セーフティカーの先導中に)2周にわたって(キャデラックの)横に並んだことで、タイヤのウォームアップに少し影響が出た。そういう状況だった」
■ポルシェにとって「可能な限り最高の結果」
このレースの結果、タンディとジャミネはドライバー選手権での年間タイトル争いに復帰しただけでなく、ポルシェは1戦を残してGTPマニュファクチャラーズ選手権のポイントリーダーに躍り出た。
ポルシェLMDhのファクトリーディレクターのウルス・クラトルは、「1位と2位は想像しうる最高の結果だ。ロジャー・ペンスキーのホームレースであるインディアナポリスで、彼のピットでこのような成功を体験できることは、とても特別なことだ」と喜びを表現した。
「レースは、我々にとってほぼ完璧だった。セーフティカーの間に一時的に順位を下げてしまいレースリーダーの立場を失ったが、コース上でふたたび対抗した」
「今はマニュファクチャラー選手権で首位に立っている、ドライバー選手権3位にはチームとドライバーの両タイトルを制覇するチャンスが残っている」
「本当に素晴らしい週末だった。貢献してくれたすべての人に感謝する」