投稿日: 2015.07.20 16:09
更新日: 2016.09.14 16:14

トヨタ、オリベイラが昨年の雪辱を果たす圧勝


スーパーフォーミュラ | トヨタ、オリベイラが昨年の雪辱を果たす圧勝

 カルダレッリは1コーナー進入で行き場を失い他車と接触し、フロントウィングを破損。素晴らしいスタートダッシュからこの混乱を上手く切り抜けた国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が、13番手グリッドから一気に4位へとポジションを上げた。

 このスタートの混乱で、クラッシュした車両がコース脇に止まってしまったため、この車両排除のため1周目からセーフティカーが導入された。

 6周目にレース再開。中嶋一貴はオーバーテイクシステムを使い、首位のオリベイラに迫ったが、逆転には至らず。その後、オリベイラは後続との差を広げていった。

 12番手スタートから7位まで順位を上げていたアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)は、10周目終了で早くもピットイン。タイヤを交換せず、給油のみで追い上げる戦略を採った。

 翌周にはスタート直後の接触でフロントウィングの交換を強いられ、14位まで後退していたカルダレッリもピットイン。こちらも給油のみでコースへ復帰した。

 20周目、3位走行中の小林がピットへ。タイヤを4本交換し、ロッテラーの前でコースへ復帰。その後、24周目の中嶋一貴に続き、他の上位勢も続々とピットへ向かった。

 3位につけていた国本は、ややタイヤ交換で手間取り、ピットアウト直後に小林にかわされポジションダウン。しかし、国本も諦めず、2台は激しいバトルを展開。29周目に共にオーバーテイクシステムを使い合いながらのバトルを見せたが、ここはかろうじて小林がポジションをキープ。しかし、32周目、ストレートでのサイド・バイ・サイドから1コーナーの進入で国本が先行。前の周のブレーキング競争でタイヤにフラットスポットを作ってしまった小林は国本の先行を許したのみならず、その後もずるずると後続にかわされることとなってしまった。


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