スーパーフォーミュラ(SF)第7戦JAF鈴鹿グランプリの予選、松下信治(B-Max Racing team)がSFに参戦して初めてポールポジションを獲得することになったが、松下の好パフォーマンスを現場で支えたのが、本山哲監督と田坂泰啓エンジニアだった。土曜日朝の走り始め、14番手タイムとなった松下と田坂エンジニアはクルマのセットアップに苦しんでいた。「何か違っているぞ、俺」と、田坂エンジニアは持ち込みのセットアップからの大変更を施し、修正箇所を探り続け、ようやく改善を見つけた。その時の背景を本山監督が振り返る。