JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 スーパーGT第1戦岡山 決勝レポート
<松岡真司エンジニア>
チームは、レースでの実戦経験を積んでもらうために若手のメカニックを中心に選抜しています。初レースの人も多いなかで、しっかりと役割を果たしてくれています。
マシンは大きなトラブルもなくレースを走り切り、多くのデータが収集できました。公式テストではブリヂストンのエンジニアとともにJMS P.MU LMcorsa RC F GT3に合ったタイヤを開発してきて、その結果が予選で表れました。
決勝レースは、序盤のペースが想定に届かなかったので、その点ではセットアップも含めて煮詰めていかなければいけません。ただ、初戦としては良い結果となったと思っています。
<中山雄一選手>
決勝レースは、これまでの公式テストよりも路面温度が上がっていて少しコンディションとセットアップが合ってなかったようで序盤は5番手のSUBARU BRZを抑えていましたが途中で抜かれてしまいました。
スティント後半は気温が下がったことやガソリンが減ってきてペースも少し上がりましたが、セットアップなどを詰める必要は感じました。
ただ、レースを完走し8位という結果はポジティブですし、次戦の富士スピードウェイに向けてチームやブリヂストン、TRDと話し合っていけば、より戦闘力の高いマシンに仕上がっていくと思います。
<坪井翔選手>
スーパーGTの初レースだったので色々と不安もあり、探り探りでレーススケジュールをこなしていきました。
これまではスプリントレースの経験しかなく40周を周回するのも初めてでしたし、タイヤを持たせることやGT500クラスへの譲り方など、まだまだ勉強することは多いです。
今回は後半のスティントを担当し周回数を稼ぐことができ、クルマの走らせ方やタイヤのグリップ変化など多くのことが分かり、次のレースに繋がる経験だったと思っています。
この初戦で得たことを次戦以降で確実に活かして、チームに貢献していきます。