スーパーGT:LEXUS TEAM SARD 2017年第6戦鈴鹿 レースレポート
◆公式予選
■Q1:平手がQ1でフルアタックできずに終わる
26日(土)午後は晴れ間も見え始め、気温31度/路面温度37度の高温コンディションとなった。残り8分ほどで今回ファーストアタッカーを任されたの平手がコースイン。
決勝での戦略をみて見据えて硬めのタイヤを装着して臨んだQ1。アウトラップ、2周目と丁寧にタイヤに熱を入れて少し時間をかけ過ぎたかに見えたところであったが、前走車との間隔を空けて調整しながら走行する平手。
WHの重さも感覚にズレを起こしていたのか4周目のタイムは1分49秒229のタイム。48秒半ば付近のタイムは出る見込みで次の周にアタックを懸けた平手であったが、コントロールラインで無情のチェッカーに。
平手はQ1で満足のいくフルアタックできずに不発に終わる結果、14位と最後列のスタートポジションから挽回を目指すこととなった。
◆決勝
■ウォームアップ走行
27日(日)10時55分から設定された20分間のウォームアップ走行では気温30度/路面温度46度と非常に暑くなり、スタートドライバーのヘイキが燃料を積んだ状態で、レース終盤に使用するであろう柔らかめのタイヤのベディングとユーズドの柔らかめのタイヤを装着して数周確認。
8周目から平手が中盤で装着する残りの硬めのマーキングされたタイヤを装着してチェッカーまで走行。短い時間ではあったが決勝への準備を9周に渡ってしっかりと行った。
■決勝スタート
第1スティント:ヘイキが2つポジションを挽回
27日(日)12時30分決勝スタート前は強い日差しが照りつけ残暑というより真夏の暑さに。気温30度/路面温度47度のなか、三重県警先導によるパレードランの後にGT500最後尾からDENSO KOBELCO SARD LC500を駆るヘイキが落ち着いたスタート。
10周を過ぎた頃より中位の集団がペースダウン。好ペースを維持するヘイキはライバル勢の最初のピットインまでに12位と2つポジションを挽回してみせた。
第2スティント:素早いピットイン~ピットアウトなどで8位にジャンプアップ
26周目を終えてヘイキを呼び戻しピットイン。素早いピット作業で平手を送り出す。交代した平手もアウトラップを頑張り、大きくジャンプアップ。数台をかわして32周目には9位浮上と、オーバーカット戦略で順位を争っていた周囲を短い作業で軒並みパスする好ピット戦略を見せた。
後続を引き離した所で42周目にSC導入となり築いたギャップが削られてしまうが、再開後に平手がふたたび引き離して8位にポジションを上げて57周を終えてヘイキと交代すべくピットインを行った。