LEXUS TEAM SARD スーパーGT鈴鹿公式テストレポート
■7月9日(土):雨
テスト2日目は予報通りの雨に。かなり雨量が多く、午前のセッション3が気温22度/路面温度23度の中、9時から開始されたが、コース上の水量が多く、安全面を考慮して雨足が弱まるのを待った。しかし、雨はあまり弱くならずにヘイキが10時15分頃に一度確認のためコースインしたがストレートでハイドロプレーニング現象が起きる状況ですぐにピットに戻ってしまう。結局午前中はテストならず、走行は僅か1周にとどまった。
午後のセッション4が気温23度/路面温度25度の雨の中、13時40分から開始され、セッション始まりは恒例のセーフティーカー訓練が実施された。雨は降っているものの小雨となり、ウェットタイヤを装着してヘイキがGTAオペレーションに従って走行。SCが退去した7周目から実質的なテストが始まった。ウェットタイヤの評価プログラムをこなしていくが幾度となくアクシデント車両のため赤旗中断に。中々思うような走りが出来ない状況の中でも粛々とウェットのデータ取りに精力を注ぐヘイキ。赤マークをつけてセクターベストタイムを刻むも再び赤旗中断に。最後は10分間延長された中で、ヘイキは渾身のアタックを見せてスロー車両に阻まれながらもセクターベストを刻んで1分56秒506の4番手タイムをマークして無事にテストを完了させた。セッション4はトータル32周の走行に。2日目はトータル33周と少なかったが2日間で142周(825km)を走破したDENSO KOBELCO SARD RC F。テストプログラムを着実にこなし、ドライとウェット両方の貴重なデータを得た有益なテストとなった。