更新日: 2021.08.23 21:23
TOYOTA GAZOO Racing 2021スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート
スーパーGT第3戦鈴鹿
FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE
12番手から追い上げた関口/坪井組GR SUPRAが5位フィニッシュ
GT300クラスでは三宅/堤組GR SUPRAが初優勝!
鈴鹿サーキットでスーパーGT第3戦が行われ、予選で全車Q1敗退とサクセスウエイトに苦しんだGR SUPRA勢は決勝で追い上げを見せ、関口雄飛/坪井翔組 au TOM’S GR Supra 36号車が5位フィニッシュを果たしました。また、GT300クラスでは三宅淳詞/堤優威組 たかのこの湯 GR Supra GT 244号車が初勝利を飾りました。
スーパーGT第3戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』が8月21日(土)、22日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。
当初の5月末予定から8月へと延期されていた第3戦鈴鹿ラウンドがようやく開催となりました。全8戦で予定されている今シーズンの4戦目で、前半戦を締めくくる大会となります。
今季、GR SUPRAは開幕戦でトップ4独占という幸先の良いスタートを切り、第2戦と前戦の第4戦は勝利こそ逃したものの2位、3位表彰台を獲得。ENEOS X PRIME GR Supra 14号車がランキング首位、ランキングトップ7のうち5台をGR SUPRAが占める速さを見せています。しかし、これにより各車のサクセスウエイトも重くなっており、中盤戦へ向け着実にポイントを重ねて行くための重要な一戦となりました。
今大会もKeePer TOM’S GR Supra 37号車のシーズンエントリードライバーとして登録されているサッシャ・フェネストラズが入国できなかったため、代役として阪口晴南がドライブ。この阪口晴南が乗るはずだったGT300クラスのK-tunes RC F GT3 96号車は、開幕3戦でドライブしていたTGR-DCドライバーの平良響が体調不良に見舞われたため、同じくTGR-DCドライバーの小高一斗がドライブします。また、埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車はレギュラードライバーの川合孝汰が欠場となり、番場琢が代役で出場します。
今大会も新型コロナウイルス感染拡大防止策を充分に配慮した上で、有観客で開催。イベント広場には、GR 86とSUBARU BRZを合同展示したほか、公開中の映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の撮影で使用されたGR SUPRAなどが展示され、モータースポーツファンの皆様の注目を集めていました。
■予選
21日(土)は降雨の予報もあり、直前に行われたFIA-F4のレース中には軽く路面を濡らす場面も見られましたが、その後雨は止み、コースの一部に濡れた部分を残すものの、ほぼドライ、気温27度、路面温度31度とこの時期としては涼しいコンディションで、で午後2時30分よりノックアウト方式の予選が開始されました。
GT500クラスのQ1は、上位8台がQ2へと進出します。10分間のセッション、今回は天候もあり比較的早めにコースイン。タイヤを暖め、アタックに入った3周目、国本雄資のドライブするWedsSport ADVAN GR Supra 19号車がその時点でのトップにつけましたが、その後ライバルがタイムを更新。
その後もアタックを続けましたが、重いサクセスウエイトにも苦しめられ、19号車が最上位の9番手。ZENT CERUMO GR Supra 38号車が10番手、36号車が12番手、DENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が13番手、37号車が14番手、14号車が15番手で、GR SUPRA勢は全車がQ1敗退という厳しい結果に終わりました。