更新日: 2021.08.23 21:23
TOYOTA GAZOO Racing 2021スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート
GT300クラスでは、3番手から、三宅がドライブする244号車が好スタートを決めて2番手へと浮上。セーフティカー導入後、トップ3台によるバトルとなり、これを制した244号車が首位に立ちました。
首位を行く244号車は24周を終えたところでピットインし、堤へとドライバーチェンジ。GT300クラスは様々な戦略が採られ、9番手からスタートを切った織戸の30号車が最後までピットインを引っ張り、31周目にピットイン。34周目にクラス最後の車両がピットへ向かうと、タイヤ無交換作戦でピット時間を短くしたライバルの先行を許した244号車は2番手で追う形となりました。
交換したタイヤの優位性で攻める244号車と、首位の車両の激しいバトルが数周にわたって繰り広げられましたが、38周目、デグナーコーナーで244号車が首位を奪取。244号車はその後、GT500クラス車両との接触などもありましたが、首位の座を守りきってチェッカー。昨年よりLEXUS RC F GT3でSUPER GTに参戦を開始し、今季よりGR SUPRAに乗り換えたチームにとって、悲願の初勝利をもたらしました。
30号車も、後半を担当した永井宏明が5番手争いを繰り広げるなど好走を見せ、逆転こそならなかったものの、6位でポイント獲得を果たしました。
■レース後コメント
たかのこの湯 GR Supra GT 三宅淳詞
「昨日の予選で僕がシケインでミスをしてしまったせいで、フロントローからスタートするチャンスを失ってしまったのですが、今回スタートドライバーを担当させてもらえることになったので、予選の分を挽回しようと、昨日のうちに計算立てたことが今日しっかりできて、トップで帰ってくることができたのは良かったです」
「僕は去年からGTに参戦させて頂いているんですが、その中では一番満足のいくスティントができたんじゃないかと思います。僕らのSUPRAはS字とかコーナーが速いので、チームや(田中)哲也監督からも頂いた情報を元に、色々考えながら落ち着いてレースを戦って、優勝できたのかなと思います。優勝できて本当に最高です」
たかのこの湯 GR Supra GT 堤優威
「優勝できて本当にうれしいです。僕自身は今シーズンから初めてGT300にフルシーズンで登録させて頂いたんですが、まさかこんなに早く初優勝できるとは思いませんでした」
「同じGR SUPRAの他のチームが活躍するなか、僕らだけまだ表彰台に上れてなかったりとか、思うところは色々ありましたが、今回こうやってしっかり結果を残すことができて、チームやスポンサーさん、オーナーさんに対してすごくいい恩返しができたんじゃないかと思います」
「自分のスティントでは、最後まで冷や冷やするようなレースをしてしまい、チームにはすごく迷惑をかけてしまったんですが、結果としては大満足です」