MotoGP現地トピックス:アルゼンチンで足元をすくわれたマルク・マルケス
アルゼンチンGP開幕前の恒例の会見に出席した6選手。左からスコット・レディング、マルク・マルケス、アンドレア・ドビジオーゾ、マーベリック・ビニャーレス、バレンティーノ・ロッシ、アレイシ・エスパルガロ。
席の並び順は中央にポイントリーダー。その両サイドに2位と3位の選手(表彰台と同じ並び)。残り3選手は注目選手ということで、2016年に優勝した選手と前戦(カタールGP)で注目を集めた選手ということになる。
ビニャーレスは初めて経験する中央の席。トップライダーの証であります。
MotoGPクラスでおそらくタトゥーナンバー1がスコット・レディングだ。
左腕の時計は、2010年のサンマリノGPで亡くなった富沢祥也さんを忍んで「48」分を差している。2008年のイギリスGPで達成した15歳170日のグランプリ史上最年少優勝記録はいまだに健在(現在は16歳以上なのでルールが変更にならない限り記録は続くことになる)。
初日のフリー走行で3番手につけたカレル・アブラハムが、MotoGP161戦目にして初のフロントロー獲得となる2番手を獲得。「昨日から調子が良かったが、信じられない気持ちだ」と大喜び。前を走るマルク・マルケスをターゲットにベストグリッドをゲットした。
ウエットコンディションとなった予選でフロントロー獲得の3選手。ポールポジション獲得のマルク・マルケスは「ドライならマーベリックが速いけど、表彰台獲得を目指してがんばるよ。とにかく、今回もタイヤの選択が難しい」と語った。
カタールGPはソフト側を選択して失敗。今回は予定通りハード側を選択してフィーリングは良かったが、まさかの転倒に終わった。
第2戦アルゼンチンGPから、予選Q1、Q2でメカニックのヘルメット着用が義務づけられた。ヘルメットを着用してピットレーンに出られるのは6人まで。レース中に“フラッグ・トゥ・フラッグ”になった場合は4人までに限定される。まさに、予選日の新風景となった。
各クラスの予選でポールポジションを獲得した選手。左からMoto2クラスのミゲール・オリベイラ、MotoGPクラスのマルク・マルケス、Moto3クラスのジョン・マクフィー。マルケスはMotoGPで38回目となり、バレンティーノ・ロッシの54回、ホルヘ・ロレンソの39回に続いて3番目。3クラスの合計では66回と最多記録を更新。ロレンソ65回、ロッシ64回と続く。