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投稿日: 2024.11.05 14:07
更新日: 2024.11.05 14:20

ニッサン 2024スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート


スーパーGT | ニッサン 2024スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

スーパーGT第8戦もてぎ、3台のニッサンZニスモGT500が入賞

スーパーGT 2024第8戦レースレポート
11月3日 モビリティリゾートもてぎ(栃木県)

 2024年スーパーGTシリーズ第8戦が栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されました。公式練習と予選は強い雨により、なかなか流れに乗れなかったニッサンZニスモGT500勢でしたが、粘り強いレース運びで300kmレースを戦い、11番手スタートの#3 Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が7位でフィニッシュ。#24 リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)が8位、#23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)が9位となり、3台のニッサンZニスモGT500が入賞しました。

【GT500】
難しいウエットコンディションの予選でタイムを伸ばし切れず#12 Zが10番手

■予選

 第5戦鈴鹿が12月に延期され、今回がシリーズ7戦目となったことでサクセスウエイトはこれまでの獲得ポイント×2kgから×1kgに軽減されます。これにより#3 Zは46kg、#23 Zは40kg、#12 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)は36kg、#24 Zは5kgのサクセスウエイトが搭載されました。

 Z勢は前戦好結果の勢いを継続し、シリーズ終盤戦に向けてタイトル奪取を目指し300kmのスプリントレースに挑みました。

 11月2日(土)、全国的な降雨の影響で、栃木県のモビリティリゾートもてぎも一日中雨模様となり、時折激しい雨により公式練習ではセッションが数度中断される状況となりました。天候は回復せず、予定より25分遅れの14時53分からQ1が、15時49分からQ2がフルウエットのコンディションで行われました。

 降雨は続き、難しいコンディションで行われた予選では、Q1とQ2が各10分間で行われ、それぞれのドライバーが出したベストタイムの合算で予選順位が決まります。コンディションの変化が激しく難しいアタックが続き、Z勢は好タイムを出し切ることができず、#12 Zが10番手、#3 Zが11番手、#23 Zが13番手、#24 Zが14番手で予選は終了。決勝レースでの巻き返しを狙うことになりました。

ニッサン 2024スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート
2024スーパーGT第8戦もてぎ MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

混戦の続くなか、粘り強く戦ったZ勢
#3 Zが7位、#24 Zが8位、#23 Zが9位と3台が入賞

■決勝

 3日(日)は朝から快晴に恵まれ、決勝が始まる13時には気温21度、路面温度29度の好コンディションとなりました。2周にわたるフォーメーションラップの後、300kmのレースがスタート。スタート直後の混乱を切り抜けたZ勢は、それぞれにポジションをキープして周回を重ねます。

 ペースに勝る#24 Zの名取は、3周目に#23 Zのクインタレッリを、6周目に前車をパスして12番手に浮上しました。9周目、コース上にストップしたマシンが出てフルコースイエロー(FCY)が出され、その解除のタイミングで#3 Zの高星が#12 Zをドライブするバゲットの前に出て10番手にポジションを上げました。
 
 11周目、上位車のトラブルと接近した混戦から抜け出した#24 Zが9番手に浮上。#3 Zが10番手、#12 Zが11番手、#23 Zが13番手でレースは中盤、ピットインのタイミングを迎えます。

 ひとりのドライバーがミニマムで走らなければいけない21周が終了したタイミングで、GT500クラスのピットインが始まりました。#3 Zと#24 Zが22周でピットインし、ドライバー交代と給油、タイヤ交換のルーティン作業を行います。翌23周のタイミングで#12 Zと#23 Zがピットイン。同様にルーティン作業を行いレースに戻りました。
 
 25周の段階で、GT500クラスは全車がピットインを終え、#3 Zの三宅が8番手、#12 Zの平峰が10番手、#24 Zの松田が11番手、#23 Zの千代が13番手となり、上位進出を狙って追い上げを開始しました。ハイペースで追い上げる#12 Zは、37周目、38周目と前車をパスして8番手にポジションアップを果たしました。

 レース終盤、7台による接近した6位争いとなり、Z勢は4台がこの混戦のなかで戦いを続けます。激しい競り合いのなか、上位車の脱落などもあり、53周目には、#12 Zが7番手、#3 Zが8番手、#24 Zが9番手、#23 Zが10番手と、4台のニッサンZニスモGT500が入賞圏内にポジションを確保し、レースは最終盤を迎えました。

 しかし、チェッカーフラッグまで残り4周となった60周目に#12 Zが給油のため緊急ピットイン。Z勢は#3 Zが7位、#24 Zが8位、#23 Zが9位、#12 Zが11位でフィニッシュしました。

 雨の予選からドライのレースという難しい状況でしたが、そのような状況でも前向きに粘り強く戦い、3台が入賞を果たす結果を得ることができました。日産/NISMO陣営は、これまで実績のある鈴鹿サーキットでの最終戦に向けて、勝利を目指して全力を尽くします。

●高星明誠(#3 Niterra MOTUL Z)

「正直なところ、速さが足りていなかったのだと思います。これからいろいろとデータを分析し、原因をチームとして突き詰めていかなければと思います。最終戦の鈴鹿は冬にテストもやっているのでデータもありますし、自信を持って挑めると思いますので、応援よろしくお願いします」

●三宅淳詞(#3 Niterra MOTUL Z)

「もてぎは抜きにくいサーキットですし、予選で後方に沈んでしまったことで苦しいレースウイークでした。担当したロングスティントで少しでもポイントを獲ろうと頑張ってはいたのですが、なかなか順位を上げられませんでした」

「鈴鹿はノーウエイトで臨めるガチンコ勝負ですし、僕の地元でもあるので、好パフォーマンスを発揮してシーズンを前向きに締めくくりたいと思います」

【GT300】

 GT300クラスには4台のニッサンGT-RニスモGT3と、1台のGTA GT300規則のフェアレディZが参戦しました。予選21番手からスタートした#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が健闘し、8位に入賞しました。

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2024スーパーGT第8戦もてぎ リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)
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2024スーパーGT第8戦もてぎ リアライズコーポレーション ADVAN Z(松田次生/名取鉄平)


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