NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018第3戦ラスベガス レースレポート
モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第3戦ラスベガス
カイル・ブッシュが地元で追い上げ2位
NASCARは一転米国西部へと舞台を移しラスベガスへ。カップ・シリーズではラスベガス出身のカイル・ブッシュが追い上げを見せましたが惜しくも2位。エクスフィニティ・シリーズではルーキーのクリストファー・ベルがレギュラー最上位となる2位でフィニッシュ。
トラック・シリーズではカイル・ブッシュがポール・トゥ・ウィンで快勝し、地元で自身シリーズ通算50勝目を挙げました。
Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第3戦 Pennzoil 400
開催日:3月4日
カイル・ブッシュが地元で追い上げ2位
3月4日(日)、米国西部ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第3戦『Pennzoil 400』が開催されました。
開幕からの2戦、米国東部で行われてきたNASCARは、3000km以上も移動し、米国西部での連戦に入ります。ラスベガスでのレースはこれまで年間1戦のみ行われてきましたが、今季より年2戦開催に。秋の開催は『プレーオフ』の初戦となり、コース攻略はより重要となります。
ここラスベガスはカイル・ブッシュの出身地。そのカイル・ブッシュはこの週末に開催される3カテゴリーのレース全てに出場。トラック・シリーズ戦で勝利を挙げており、自身カップ・シリーズで2009年以来となる勝利を目指しました。
また、昨年のシリーズチャンピオンであるマーティン・トゥルーエクス・Jr.にとっても、昨年初勝利を挙げ、快進撃のきっかけとなったコースでもあり、その活躍に期待がかかりました。
4日(日)、晴れ渡った空の下、午後3時48分に1.5マイルオーバルを80周、80周、107周の3ステージ合計267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。4番手スタートのトゥルーエクス・Jr.が順調にポジションを上げ、2位へ。
13番手スタートのカイル・ブッシュは序盤ハンドリングに苦しみますが、ステージ後半には調子を取り戻し、トップ10入り。
ステージ1はイエローコーションが出ないまま推移する中、この日絶好調のケヴィン・ハーヴィック(フォード)が独走。多くの車両を周回遅れとし、ステージ1が終わった時点で首位と同一周回はわずか15台に。そんな展開でも、トゥルーエクス・Jr.はハーヴィックを追い2位、カイル・ブッシュが9位となりました。