更新日: 2020.08.14 18:04
K-tunes Racing 2020スーパーGT第2戦富士 決勝レポート
苦闘! 速さを引き出せず2周遅れの23位に終わる
2020 AUTOBACS SUPER GT 第2戦、決勝レースは曇り空の下、梅雨明けしたとは思えないような空模様のなか、富士スピードウェイで開催されました。気温もそれほど高くならず、初夏としては異例なほど過ごしやすい気候でした。
前日の予選、新田守男選手の渾身のアタックも実らず、Q1突破はなりませんでした。スターティンググリッドは26番という、かなり後方からのスタートとなりました。
スタートドライバーは新田守男選手が担当。スタートでは後ろのマシンがフライングスタートをして前に出て、その混乱を避けるためにややスペースを開けることになりました。しかし、そうしたトラブルがあっても、その後はベテランらしい走りを見せてくれました。
しかしレースでのラップタイムが伸びません。周囲のマシンよりもタイムが伸びず、ジリジリと引き離されていく展開になってしまいました。新田守男選手から脇阪薫一選手へドライバー交代したのは、22周目。62周と想定されていたGT300クラスの周回数から見て、かなり早めです。しかし、その時点ですでにいくつかのチームはドライバー交代をしていました。
しかし脇阪薫一選手もまたラップタイムが伸びません。タイヤのスペックの違いはありますが、ペースが上がらないのはおなじです。前を走るマシンを追いかけることは、いかに経験豊富なベテランでも困難でした。結局K-tunes Racingの96号車は、優勝した2号車から2周遅れ、23位でチェッカーフラッグを受けました。とても厳しい結果といっていいでしょう。
「地力不足ですね。我々のチームとしての力が足りない。そこが問題点ですね。今日のこの屈辱を晴らせるように、頑張っていきたいと思います」と、影山正彦チーム監督はとても悔しそうに語ってくれた。
39号車DENSOチームからGT500クラスへ参戦した阪口晴南選手は、決勝レースでも中山雄一選手からバトンを受け取り、見事6位でチェッカーを受けました。この経験と成果がK-tunes Racingに好影響をもたらすことでしょう。
次戦、第3戦は鈴鹿サーキットへ場所を移し、2週間後の8月22日~23日に無観客で開催されます。時間はあまりありませんが、チームは少しでも前進できるように、進化を目指します。
Driver:新田守男
「レースペースが苦しいですね。あと1秒くらいペースを上げられないと、勝負できるようにはならないと思います。ただ、今回もレースを走りきれたので、いろいろなことを試せたので、それがきっと次につながると思います」
Driver:脇阪薫一
「予想していた通り、レースは厳しい結果になってしまいましたね。いきなりの参戦でしたけど、チームがいろいろと配慮してくれて、しっかり走れました。今日の厳しいレースが後の優勝につながってくれたらいいなと思います」