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投稿日: 2020.09.01 11:55
更新日: 2020.09.01 11:58

ブリヂストン TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第6戦オートポリス レースレポート


国内レース他 | ブリヂストン TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第6戦オートポリス レースレポート

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2020 プロフェッショナルシリーズ 第6戦

スタートでトップに立ち谷口信輝が今季初優勝

開催場所:オートポリス
開催日:2020年08月30日(日)~2020年08月30日(日)

 新しい製品というのは性能が向上しているはずだ。それだけに今シーズン、プロフェッショナルシリーズに登場した新しいタイヤが注目されていた。開幕戦は雨が予想されたためウエット性能に定評のあるブリヂストンを選択したドライバーが多かった。果たして2戦目となるオートポリスではどうか? 多くのチームが金曜日にはサーキット入りしスポーツ走行枠を使って入念にチェックを行っていた、日曜日レース前車検でもっとも選択されていたのはブリヂストンのポテンザRE-07Dだった。

●予選

 直前に行われたエキスパートクラスの予選で、短時間ながら雨が降ったため路面は完全には乾いていなかった。20分間の予選がスタートしても、プロドライバーたちは誰ひとりとしてコースインしない。最初にアタックに向かったのは、開始9分後、開幕戦で優勝した#521川合孝汰(ブリヂストン)だった。そして開始11分後、#121蒲生尚弥(ブリヂストン)と#989田中哲也(DL)がコースインした。その他のドライバーは、残り4分となってから全車一斉にコースイン。

 すると#10菅波冬悟(DL)が2分12秒567をマークしてトップに。結果的に後続はそのターゲットタイムを上回ることはできず菅波がポールポジションを獲得した。2番手は、少しミスがありタイムロスしてしまった#1谷口信輝(ブリヂストン)。そして3番手には、今シーズンエキスパートクラスからステップアップした#305水野大(DL)が入った。ブリヂストン装着勢は、#34佐々木雅弘(ブリヂストン)が4位に入るなど、トップ10に7台が入った。

#1 谷口信輝(KTMS 86)
#1 谷口信輝(KTMS 86)

●決勝レース

 朝は日差しが強く快晴だったが、少しずつ雲が増え、決勝レースが始まる夕方には時折ポツポツとした雨粒を感じる天候となっていた。遠くの雷も聞こえていた。そのスタートで、谷口が絶妙なスタートダッシュを決め、また菅波がやや失速したこともありすぐにトップを奪った。その後方では#60服部尚貴(DL)が好スタートで、佐々木に先行し4位に立った。その上位陣は入れ代わることなくレースは進んでいった。

 谷口は2位の菅波を少しずつ引き離し、2周目には0.587秒、4周目には1.283秒とギャップを拡げていった。5周目には5番手を走行していた佐々木が服部を抜き返して4位に。しかし6周目、コースの一部に雨が降り始めるとその範囲は一気に拡がったかと思うと猛烈な雨と雷で、視界が確保できないレベルとなった。

 7周目にセーフティカーが入ったもののそれまでの間にコースアウトするマシンが続出。結局8周終了時点で赤旗中断となり最終的にはそのままレース終了となった。レース結果は7周終了時点となった。優勝は谷口、2位菅波、3位水野。ブリヂストン装着勢はトップ10に7台が入った。

プロフェッショナルシリーズで優勝した#1谷口信輝選手のコメント

「スタートから1コーナーまでのあいだにトップに立ちたいと思っていたのですが、菅波選手の加速が良くなくて、トップに立つことができました。2周目、3周目くらいまでは菅波選手は元気があったように見えたけど、そこから徐々に離れていったので、ロングという面ではブリヂストンが優位かな。ポールポジションはとれませんでしたが、ちょっとミスがあってタイムを落としているので、本当ならポールポジションも取れたと思います」

プロフェッショナルシリーズで優勝を飾った#1 谷口信輝(KTMS 86)
プロフェッショナルシリーズで優勝を飾った#1 谷口信輝(KTMS 86)


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