大津弘樹 2022スーパーフォーミュラ第1戦&第2戦富士 レースレポート
DATE:第1戦4月9日・第2戦4月10日
TEAM:DOCOMO TEAM DANDELION RACING
CAR No.6
今シーズンはチームを移籍し新たな体制でスーパーフォーミュラ選手権を戦います。2回の公式テストでは常に上位のタイムを記録していた為、マシンの手応えを感じる中レースウィークを迎えました。昨年の経験をフルに活かし、開幕戦から結果を残せるようベストを尽くし臨みました。
■第1戦予選 Q1:5位/Q2:11位 コンディション:ドライ
今シーズンから予選のフォーマットが変更になりました。昨年まで行われていたQ3が廃止されてQ2のみとなり、Q1からQ2へ進出できるのはA、Bグループから各6台というフォーマットになりました。
私はAグループから出走。 計測3周目にアタックを行い5番手タイムを記録しQ2へ進出。Q2にむけてセッティング変更を施し臨みましたが、思った以上にタイムを伸ばす事が出来ず10番手から決勝に挑むことになりました。
■第1戦決勝:16位 コンディション:ドライ
スタートの加速が良かった事で2台をパスし、Aコーナーでさらにオーバーテイク。7番手でBコーナーに進入しました。8番手のマシンと並走になりブレーキング競争となった際に、イン側をキープしていましたが、前を走行していた佐藤選手に接触。スピンをさせてしまいました。その接触が原因でドライビングスルーペナルティを受けることになりました。17周目にペナルティ消化の為ピットに入り、ピットアウト後は終始単独走行となり戦線離脱。41位周を走り切る事ができましたが、16位でチェッカーを受けることとなりました。
■第2戦予選 Q1:6位/Q2:12位 コンディション:ドライ
第2戦もAグループから出走しました。第1戦からさらにマシンセッティングの変更を施し臨みました。マシンのバランスが大幅に改善したことを感じましたが、タイムを今ひとつ伸ばす事ができず、Q1をボーダーラインギリギリの6番手でQ2へ進出しました。
Q2に向けてはマシンセッティングを変更せず、タイヤの温め方やドライビングを修正しタイムアップを狙いました。しかし、Q2でもタイムを更新する事ができず、12番手と後方に沈んでしました。
■第2戦決勝:7位 コンディション:ドライ
スタートは無難に決まり1コーナーまでに2台をオーバーテイク。オープニングラップにストップ車両が発生したことによりSCが導入。2周のSCランの後レースが再開されました。
36号車の前に出るべくトライしていきましたが、オーバーテイクのチャンスを作る事ができず、ピット作業が可能な10周目を迎えました。私達の戦略は早めにピット作業を行うアンダーカットの戦略でしたが、36号車と同時に入ってしまうとチャンスを作れない為11周目に9番手でピットイン。メカニックの迅速な作業でピットアウトしました。しかし、36号車をピットでオーバーテイクする事が出来ず再び36号車を追う展開でした。
第1戦の結果からタイヤの摩耗が早いことを確認出来ていたので、ピットアウト後はプッシュせずタイヤを労わりながら周回を重ねていきました。2回オーバーテイクシステムを作動させてオーバーテイクを試みましたが、抜き切る事ができず苦戦していました。しかし、36号車のペースが徐々に落ちている事を感じたので、オーバーテイクシステム作動させるタイミングを見計らっていました。そして32周目のホームストレートから1コーナーのブレーキングでオーバーテイク。7番手に順位を上げました。他車のスピンやピット作業で7位まで順位を上げて41周を走り切りチェッカーを受けました。
今大会も多くのご声援ありがとうございました。
次戦は4月23日・24日に鈴鹿サーキットにて第3戦が行われます。ルーキーテストと公式テストでは常に上位のタイムを記録しています。優勝を獲得するために最大限の準備をしてレースウイークに臨みます。