TCS NAKAJIMA RACING 2023スーパーフォーミュラ第8戦鈴鹿 レースレポート
2023年10月28日(土)
スーパーフォーミュラ
第8戦 予選・決勝
鈴鹿サーキット
予選結果
#64:21番手
#65:12番手
決勝結果
#64:17位
#65:10位
概要
・怪我で欠場の山本尚貴に代わり大津弘樹が64号車をドライブ
・その大津はQ1で8番手となりノックアウト
・65号車の佐藤蓮はQ1を5番手で通過したがQ2でクラッシュ
・決勝は4周目に大津と他車の大クラッシュが発生し、コース復旧のため終了
・3周完了時点での順位が採用された
・明日の第9戦は64号車のマシンの損傷が酷く出走を断念
コメント
総監督:中嶋悟
「佐藤はスタート位置よりポジションを上げて周回していて、内容はよかったです。大津もポジションアップしていましたが、他車との接触でクラッシュとなってしまいました。クラッシュが大きく、日曜のレースは断念することになりました」
「大津の体は大丈夫なのでご安心ください。明日は1台出走となりますが、チームの力を結集していい締めくくりができるよう頑張ります」
監督:伊沢拓也
「大津選手は、金曜日のフリー走行で見せてくれたいい調子を維持できず、予選順位が悪かったことがある意味こういったクラッシュにつながってしまったと思っています。代役参戦という難しい条件のなか、昨日すぐにパフォーマンスを出してくれたことを考えると、逆に予選、決勝と上手く合わせ込めなかったことが残念です」
「明日も朝早くから予選があるため、マシンの修復が間に合わないことから64号車はリタイアの決断をしました。佐藤選手は、予選ではいろいろトライしてうまく行かなかったところはありますが、明日につながる内容もあったので、1大会2レース制という今回のフォーマットをうまく利用し、シーズンの締めくくりにふさわしい、いいレースをしたいです」
#64:大津弘樹
「フリー走行ではいい手ごたえを得ていたのですが、予選の時に風などコンディションが変わったことに上手くアジャストできなかった部分があり、クルマが持っているパフォーマンスを引き出すことができませんでした。4輪脱輪の裁定で後ろの方からのスタートになったので、その周りにいるクルマよりはペースがいいだろうと考えていました」
「実際、序盤の数周で何台かパスできて、そのまま順調にポジションを上げて行けそうな手ごたえはありましたが、自分がオーバーテイクシステムを使える状況で相手に並んでいったところ、2台で接触してクラッシュとなりました。代役参戦として、山本選手のクルマをきちんと持ち帰ることが第1優先だと思っているなかで、壊してしまってチームに申し訳ないです。数少ない走行のなかで、何かチームに得るものがあればうれしいです」
#65:佐藤蓮
「Q1では結構いい感触を持っていたんですが、Q2に向けてアジャストしたら思ったよりも難しいクルマになってしまいました。それがミスにつながり、クラッシュでタイム抹消となりました。自分の組み立てで失敗したところはありますが、ポテンシャルはあるので、悔しいですが明日の第9戦に向けていい材料にはなったと思います」
「決勝は、まずは大津選手が怪我無く無事でよかったです。自分自身のレースは、スタート1周目で2台をかわして、ポイントを獲得できるポジションまで行けたことは良かったのですが、ペースにはやや不安が残る数周だったので、そこについては明日に向けて分析を進めたいと考えています」
※明日(29日)は第9戦の公式予選が8時50分から行なわれます。