投稿日: 2022.07.14 19:40
【一徹さんの生き様 Vol.6 村岡潔/前編】確率1/1000以下。“異端児”が1週間で後悔したスポンサー探しと、直面した“エゴ”
Makoto Ogushi
モータースポーツの原動力、それは人間の『熱意』であるとも言える。誰よりも速く走りたい、強いクルマを作りたいという想いが、すべての出発点。熱意を燃料にひとつのことに打ち込む人々が、モータースポーツ業界には多数存在する。この連載では、レースを心から愛する、そんなレース界の『一徹さん』たちに、熱量の源泉と実際の仕事ぶり、そして哲学を聞く。
第6回に登場いただくのは、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するDOCOMO TEAM DANDELION RACINGを率いる村岡潔代表だ。
現在、テレビカメラに向かってポーズを取るお馴染みの姿は、どのようにして誕生したのか。そのルーツはどこにあるのか。近年、スーパーフォーミュラのみに参戦し続ける“異端”のチームは、バブル景気が崩壊しようとする頃、人知れず産声を上げていた──。
■「もうちょっと早ければいくらでもやってあげたのに」